2006年01月17日
No.5 アイデアのつくり方[ジェームス・W・ヤング 著]のご紹介 その1
アイデアがどのように作られるのか、個人的にも興味がありネットで探していましたら、「アイデアのつくり方」という本に出会いました。
その本のカバーに「60分で読めるけど一生あなたを離さない本」と書かれているのも興味をそそられました。
そこで、簡単にその内容に私なりの解釈を交えてご紹介させていただきます。
実際、100ページくらいの薄さでかなり前に出版された本ですが(原著の初版は1940年に出版)、そのエッセンスは今でも十分に通用すると思います。
「e-an」へのアイデア応募の際に、参考にしていただければ幸いです。

アイデア作成の基礎となる一般的原理については大切なことが二つあります。
1.アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせである
  アイデアの定義として、非常に明確な表現だと思います。
  例えば、先週1月12日(木)付け読売新聞に以下の記事が掲載されていました。
  日本のあるロボットデザイナーがマネキン型ロボットを開発中で、今年中には商品化が予定されているそうです。
  確かに、服は、人が着て動いている時にその美しさをより発揮するわけです、
  ですから、ファッション・モデルの代わりであっても、マネキンが着てじっとしているよりもロボットが着ていろいろなポーズを取っている方がずっとお客様にはアピール出来るわけです。
  これも既存のマネキンとロボットの新しい組み合わせだといえます。
  しかも、このようなアイデアはマネキンという視点からロボット自体の新しい技術の展開も期待されます。
  そして、以前読んだソフトバンクの孫正義 社長についての本でも、孫さんが若い頃、いろいろな既存のモノを書き出してそれらを並べて新しいアイデアを生み出した、というようなことが書かれていました。きっと、孫さんもアイデアを生み出す知識があってそれを実践されたのだと思います。 
2.既存の要素を新しい一つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存する
  アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせである、とわかっていても、実際に既存の要素を新しい一つの組み合わせに導くのは、それなりの才能が必要ですが、著者の提案するアイデア作成の五つのステップを踏むことによって、かなりカバーされると思います。

 
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