2013年06月24日
アイデアよもやま話 No.2485 求められる非正規雇用にも正規雇用と同じ待遇!
私は非正規雇用の人たちの多くは正規雇用を望んでいると思っていました。
ところがそうではないのです。

5月14日(火)放送のNHK総合テレビのニュースで非正規雇用に関する総務省の実態調査が報じられていました。
非正規雇用のパートや派遣社員などが増える中、総務省は今年1月から3月まで非正規労働者を対象にその仕事に就いた理由を初めて調査しました。
その結果、非正規労働者1870万人のうち正社員の仕事がないからと答えた人は348万人でおよそ5人に1人の割合でした。
ちなみに、男性では31%、女性では15%の割合でした。
要するに、多くの非正規社員の方々は、正社員を望んでいるわけではないのです。
一方、企業も出来るだけ人件費削減を抑えようとするのですから、人件費の安い非正規社員の雇用を推進します。

さて、専門家は多くの若い人たちが正社員になれず仕事の能力を十分に身に付けられなければ、日本企業の競争力低下につながりかねないと指摘しています。
 
要は、働く意欲のある人たちに実践的な経験も含めて能力開発の機会を与えることが重要なのです。

こうしてみてくると、正規雇用、非正規雇用に係わらず同一労働同一賃金、そして能力開発の機会均等が求められることが見えてきます。
同時にワークライフバランスも必要です。
いくら経済が成長しても働くばかりでプライベートタイムが充実出来なければ豊かで楽しい人生とは言えないからです。

 
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