2012年06月12日
アイデアよもやま話 No.2162 拡張現実を取り入れた名刺!
仕事で多くの人たちと名刺交換しても、その人の顔を忘れてしまうことの方が多いと思います。
そうしたところ、5月22日(火)放送のワールドビジネスサテライト (テレビ東京)で「好みの画像で拡張現実(AR)」をテーマにARを実現した名刺について取り上げていたのでご紹介します。 

株式会社クロス・コミュニケーションでは、名刺の表にあるQRコードを読み込んで裏のマークをかざすとマークの上に名刺交換した相手の方の顔が浮かび上がるというようなうオリジナルAR作成無料アプリ「PicSTAR(ピクスター)」のiPhone版の
提供を開始しました。
まず、スマートフォンに専用の「PicSTAR」をインストール、このアプリを通じて顔写真などの画像をアップロードするとQRコードが発行されます。
このQRコードと専用マークを印刷して名刺やメッセージカードに貼り付けます。
そして、専用アプリでQRコードを読み取り、カメラを通してマークを覗くと画像が浮かび上がるのです。
専用マークが印刷出来ない場合も考えて、だれもが持っている千円札の上にも表示出来るようにしました。

この専用アプリ、だれでも無料で使えます。
クロス・コミュニケーションでは、まずアプリのユーザーを増やし、企業などのイベントで活用してもらい、表示する画像の加工サービスなどで収益を上げていきたいということです。
また、今後は動画や3Dのオブジェクトなどを楽しんでもらえるかたちを開発していきたいと考えています。

今やパソコンや携帯電話、スマホなどのスマートデバイスは多くの人たちにとってなくてはならない存在となっています。
しかもネット上ではSNSなど何らかのかたちでの自己紹介が普及してきています。
ですから、写真以外にもビジネス上必要最小限の情報を「PicSTAR(ピクスター)」のようなアプリでスマートデバイスに取り込めるようになれば、沢山の名刺の管理作業から解放されるようになります。
この種のアプリは今後いろいろなかたちで発展していき、いずれ紙の名刺に置き換わっていく可能性を秘めていると思います。

 
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