2012年03月22日
アイデアよもやま話 No.2092 人間に備わっている驚異のXシステム!
3月1日(木)放送のアンビリバボー(フジテレビ)でXシステムについて取り上げていましたのでご紹介します。

Xシステムとはふだん聞き慣れない言葉ですが、この言葉の意味は次の通りです。
人間を動かす脳のシステムで、行動を意識せずに出来るようにすることがXシステムの主な働きです。
Xシステムとは、反射性を意味する”refuleive”のXをとって命名されたものです。
その名の通り、意識することなく反射的に行動させる脳のシステムであす。
場所としては小脳の働きがそれにあたります。
具体的には、呼吸をする、真っ直ぐ立つなどの生まれつき備わっている機能もあれば、学習して身につく機能もあるといいます。

例えば、事故の直前、スローモションのように見える、といいます。
これについて、諏訪東京理科大学脳神経科学の篠原菊紀教授は次のように解説しています。
「海馬の情報ゲートが開いて、記憶の密度が非常に高くなるので、短い時間の出来事でも非常に微細に記憶される、と考えられています。」

また、調子の良い野球打者は飛んで来るボールが止まって見える、というような話を聞いたことがあります。
更には、昔から”火事場の馬鹿力”と言われているように、2006年アメリカ・アリゾナ州で実際に交通事故で自動車の下敷きになった少年を救うために1トン近い自動車を持ち上げた男性がいたそうです。

このようなシステムは人間のみならず他の生物でも備わっているといいます。
生物を作り出した創造主がいるとすれば、その存在のアイデアは計り知れないと思います。
これからもまだまだ生物のいろいろな隠れた計り知れないシステムが発見されていくと期待出来ます。

 
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