2010年12月07日
アイデアよもやま話 No.1688 電気自動車(EV)普及のカギ!
前回、前々回と日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」発表披露会、テスラ・ロードスターの試乗についてお伝えしました。

間違いなくEVは今後一般の予想以上のスピードで世界的に普及していくものと私は確信しています。
なぜならば、世界的な地球環境問題への関心の高まり、そして化石燃料の枯渇リスクが今世紀中にも顕在化してしまう危険性があるからです。

そして、EV普及のカギは間違いなくバッテリー容量の改良、そして充電インフラの整備です。
バッテリー容量の改良に伴い、バッテリーの価格が下がり、フル充電での走行距離が延びます。
そして、充電インフラの整備により長距離でも安心してドライブ出来るようになります。

ところが、バッテリーの充電容量の増加に伴い、フル充電までの時間も長くなってしまいます。
そうした状況から充電時間短縮のために以下のような対策を思い付きました。
1.急速充電器を10km四方を目途に設置し、小まめに充電出来る急速充電インフラを充実させること (国内でざっと3200基)
2.道路に埋め込まれた非接触充電設備によりで走行中の充電を可能にすること
3.ベタープレイスの推進するビジネスモデルであるバッテリー交換ステーションでガソリンスタンドを利用する感覚で短時間でフル充電済みのバッテリーとの交換を可能にすること

ちなみに、
政府目標では2020年までに普通充電器200万基、急速充電器
5000基とのことです。
とりあえず、EVでの走行中、ほとんどバッテリー切れの不安感を持たないで済むように
10km四方を目途に国内全体で3200基程度になるように出来るだけ早く設置していただければ、と思います。

また、バッテリー交換ステーションの前提として、バッテリー形状の標準化が必要ですのでこれはメーカー間の調整がなかなか難しいと思われます。
それに、急速充電器に比べて相対的に設備の建設に高額投資が必要となります。
ですから、バッテリーの充電容量の増加、および急速充電器の普及が並行して進み、2050年頃にようやく非接触充電設備が一通り普及しているのではないか、と思われます。
非接触充電の魅力は、何といっても充電の必要性を全く意識せずにドライブを楽しむことが出来ることです。
これは、現在主流のガソリン車で言えば、常にガソリン満タンの状態で走行しているようなものです。

 
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