2009年10月27日
アイデアよもやま話 No.1340 スーパーカーの世界にも”エコカー”の波!
アメリカのベンチャー企業、テスラ・モーターズの電気自動車の性能については、アイデアよもやま話 No.1270 テスラ・モーターズの電気自動車(EV)はすごい!などで何度かお伝えしてきました。
ところが、先日、ドイツで開催された自動車の一大見本市「第63回フランクフルト・モーターショー」についての関連記事をネット検索していたら大変驚かされました。
同じくアメリカのベンチャー企業、フィスカー・オートモーティブは2010年からPHV「FISKER Karma」の発売を開始する予定です。
「Karma」は2つのモーター、2.0リッターのガソリンエンジン、容量22kWhのリチウムイオン電池を組み合わせる、とのことです。
そして、0-100km/h加速は60秒、最高速度は201km/h、航続距離はEV走行80kmを含めてトータル483kmです。
また、欧州複合モード燃費は3.5L/100km、二酸化炭素排出量は83g/kmです。
販売価格に関する情報は分かりませんが、0-100km/h加速60秒、というスペックには従来のスーパーカーと言われるフェラーリやポルシェの存在がかすんでしまいます。
しかも、リッター当たり30km近くの燃費のよさです。
恐らく、数年後を待たずに世界中の大富豪、と言われる人たちのステイタス・シンボルは「Karma」のようなPHVやテスラ・モーターズの電気自動車「ロードスター」のオーナーになることが大いに予想されます。
そして、従来の燃費の悪いスーパーカーやベンツなどの高級車のオーナーは、世界中のエコ意識の高まりからダサい存在に変わっていくと思われます。
でも、地球温暖化などのエネルギー問題を解決していくためにはこの流れは必須なのです。
ということで、 スーパーカーの世界にも”チェンジ”の波が押し寄せているのです。

 
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