昨年１０月１６日（水）放送の「ワールドビジネスサテライト」（テレビ東京）で打ち上げたロケットが発射台に戻る技術について取り上げていたのでご紹介します。
なお、日付は全て番組放送時のものです。
環境への配慮は近年、航空産業に留まらず、宇宙にも広がりを見せています。
イーロン・マスク氏が率いるスペースＸは昨年１０月１３日、打ち上げたロケットが再び発射台に戻る映像を公開しました。
ロケットの再利用で宇宙ゴミの削減にもつながります。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
なお、スペースＸのこれまでの経過、および今後の見通しについては添付１を参照下さい。
また、宇宙ロケットの構成については添付２を、スターシップは地球に帰還するのかについては添付３を、そしてスペースＸの最終的な目標については添付４を参照下さい。
要するに、スペースＸのイーロン・マスクＣＥＯは以前から「地球に何かあった時のために、人類が生存出来る別の惑星が必要だ」と発言しており、スペースＸの技術開発は全てこの目的に向かっているのです。
そして、「火星を目指し、人類の未来を切り開く」 これがスペースＸの究極のミッションなのです。
ですから、火星を目指すのは、単に人類を火星に運ぶことではなく、遠い将来、人類が地球に住める環境ではなくなった時のことを考えてのことなのです。
また、使用する宇宙ロケットは、全て宇宙に行きっぱなしではなく、地球に帰還するような作りにしようとしているのです。
ですから、ロケットの再利用によるコストの削減だけでなく、宇宙ごみの削減も狙っているのです。
一方では、現在、ウクライナに貸し出し中のスターリンク（衛星インターネット）を地球全体に拡大中といいます。
ですから、日本においてもスターリンクのサービスが開始されれば、日本国中どこでも安心してスマホが使えるようになるのです。（添付５参照）
ということで、一見ハチャメチャな感じがしますが、マスクＣＥＯは壮大な夢の実現にチャレンジしているという面も持ち合わせているのです。
添付１）
スペースＸが昨年１０月に打ち上げたロケットが発射台に再び戻る技術のこれまでの経過、および今後の見通しについて？
ChatGPT:
スペースXは、ロケットの再利用性を高めるため、打ち上げ後のブースターを発射台に戻し、専用のアームで捕捉する技術を開発しています。2024年10月13日、同社はこの技術の初試験を成功させました。
www3.nhk.or.jp
これまでの経過
- 2024年10月13日：無人のスターシップ宇宙船とスーパーヘビーブースターをテキサス州から打ち上げ。ブースターは約7分後に発射台へ戻り、2本のアームでの捕捉に成功しました。
www3.nhk.or.jp
- 2025年1月16日：7回目の無人飛行試験で、再びブースターの発射台への帰還とアームでの捕捉に成功。ただし、切り離された宇宙船の信号が途絶え、同社は「宇宙船は失われたとみられる」と発表しました。
asahi.com
今後の見通し
スペースXは、これらの試験結果を踏まえ、技術の改良と信頼性向上を進めています。今後の試験飛行では、宇宙船の信号途絶問題の解決や、さらなる再利用性の向上が期待されています。最終的には、これらの技術を実用化し、月や火星への有人飛行を目指す計画です。
スペースX、ロケットブースターの発射台回収に成功
ft.com
Musk's SpaceX catches returning booster rocket in technical milestone
139 日前
theverge.com
SpaceX's Starship test completes with a remarkable 'chopstick' booster catch
139 日前
wsj.com
SpaceX Catches Huge Booster Back at Launchpad
139 日前
添付２）
宇宙ロケットはどのような構成になっているのか？
ChatGPT:
宇宙ロケットの構成は、その目的や設計によって異なりますが、基本的には以下のような要素で構成されています。
🔹 1. ロケットの基本構成
�� 第一段（ブースター / メインエンジン）
🚀 役割：
- 地上から打ち上げ時の強大な推力を生み出し、大気圏を突破する。
- 燃料を使い切ると切り離される。
🔹 例：
- スペースX「ファルコン9」の第一段（再使用可能）
- NASA「サターンV」のS-IC第一段
- JAXA「H3ロケット」のコアブースター
�� 第二段（上段ロケット）
🚀 役割：
- 第一段が切り離された後、ロケットをさらに加速し、地球周回軌道や深宇宙へ投入する。
- 第一段より小型だが、高効率なエンジンを搭載している。
🔹 例：
- 「ファルコン9」の第二段（単発エンジン搭載）
- 「H3ロケット」の上段
- 「サターンV」のS-II第二段 & S-IVB第三段（アポロ宇宙船を月へ送る）
�� ペイロード（宇宙船 / 人工衛星 / 探査機）
🚀 役割：
- ミッションの目的を果たすための「搭載物」。
- 有人宇宙船、人工衛星、探査機、補給物資などが含まれる。
🔹 例：
- 有人宇宙船：
- スペースX「クルードラゴン」（国際宇宙ステーションへ）
- NASA「オリオン宇宙船」（アルテミス計画）
- 人工衛星：
- 探査機：
- 火星探査機「パーサヴィアランス」
- 小惑星探査機「はやぶさ2」
�� フェアリング（保護カバー）
🚀 役割：
- ペイロード（宇宙船や人工衛星）を保護するカバー。
- ロケットが大気圏を通過する際の空気抵抗や熱から守る。
- 大気圏を抜けると切り離される。
🔹 例：
- 「ファルコン9」や「H3ロケット」のフェアリング（再利用可能なタイプもある）
🔹 2. 特殊なロケット構成
1️⃣ 「スーパーヘビーブースター」＋「宇宙船」構成（スターシップ型）
🚀 特徴：
- 完全再使用型の宇宙ロケットシステム。
- 第一段：スーパーヘビーブースター（Super Heavy） → 大推力で打ち上げ
- 第二段：スターシップ（Starship） → 宇宙空間での飛行、惑星間移動
🔹 例：
- スペースX「スターシップ」
- 将来的な「月・火星探査計画」に応用
2️⃣ 固体燃料ロケット（単段式）
🚀 特徴：
- 燃焼がシンプルでコストが安いが、推力の調整ができない。
- 一般的に小型ロケットや軍用ミサイル、緊急脱出用ロケットに使用。
🔹 例：
- イプシロンロケット（JAXA）
- スペースシャトルの固体ロケットブースター（SRB）
🔹 まとめ
✅ 基本的な宇宙ロケットの構成
- 第一段（ブースター）：大気圏を突破する大推力エンジン
- 第二段（上段ロケット）：軌道投入のための高効率エンジン
- ペイロード（宇宙船 / 人工衛星）：ミッションの本体
- フェアリング：ペイロードを保護
✅ 例外的な構成
- 「スーパーヘビーブースター＋宇宙船」（スターシップ型）
- 「固体燃料ロケット」（単段式・小型）
🚀 宇宙ロケットの設計は、ミッションの目的に応じて多様な形態を取る！
添付３）
スターシップは再び地球に帰還するのか？
ChatGPT:
スターシップ（Starship）は再び地球に帰還することを前提に設計されています。 スペースXは、完全再使用型ロケットとしてスターシップとスーパーヘビーブースターの両方を地球に帰還させ、何度も打ち上げられるシステムを目指しています。
- スターシップの帰還プロセス
スターシップは、ミッション内容に応じて以下のような帰還方法を取ります。
�� 低軌道や月ミッション後の地球帰還
- 大気圏再突入
- 耐熱シールド（耐熱タイル）を使用し、大気との摩擦熱を受けながら減速。
- シャトルやカプセル型宇宙船よりも「水平姿勢」で降下する。
- フリップ・マヌーバ（Belly Flop）
- 高度数十kmで機体の向きを変え、お腹を下にして自由落下。
- 空気抵抗を利用して減速しながら降下。
- 最終着陸（プロペルド・ランディング）
- 高度1〜2kmでエンジンを再点火し、機体を垂直に戻す（フリップ）。
- 着陸脚を展開し、垂直に着陸（海上プラットフォームまたは陸上）。
🔹 成功すれば、ロケットは再使用可能でコスト削減が可能！
�� 火星・月ミッションの場合の帰還
- 火星や月の探査後、スターシップが地球へ帰還することも計画されている。
- 月ミッション（NASAアルテミス計画）では、月面着陸用スターシップは帰還しないが、将来的なミッションでは可能。
- 火星探査では、現地で燃料（メタン＋酸素）を製造し、再発射して地球へ戻る計画がある。
- スーパーヘビーブースターの帰還
スターシップの第一段「スーパーヘビーブースター」も、ファルコン9のように再使用を前提としている。
- 打ち上げ後、燃料を使い切った時点で分離。
- 姿勢制御して大気圏へ再突入。
- グリッドフィンを展開し、着陸地点へ誘導。
- エンジン再点火で速度を落とし、着陸。
- 最終的に地上の「アーム付きタワー」でキャッチされる計画。
- まとめ
✅ スターシップは帰還できる設計になっている！
✅ 大気圏再突入 → フリップ → 垂直着陸 という独特の方法で帰還。
✅ 月・火星からの帰還ミッションも将来的に計画されている。
✅ スーパーヘビーブースターも再使用可能で、タワーでキャッチされる予定。
🚀 スターシップが成功すれば、宇宙輸送コストが大幅に下がり、人類の宇宙進出が加速する！
添付４）
スペースＸの最終的な目標は何か？
ChatGPT:
🌎 スペースXの最終的な目標 🚀
スペースXの最終的な目標は、「人類を多惑星種（Multi-Planetary Species）にすること」、つまり火星移住を実現することです。
イーロン・マスクは以前から「地球に何かあった時のために、人類が生存できる別の惑星が必要だ」と発言しており、スペースXの技術開発はすべてこの目的に向かっています。
🔹 1. 具体的な目標
�� 火星移住の実現
✅ 100万人を火星に送る：
- 2100年までに火星に持続可能な都市を建設する構想。
- 人々が定住できる環境を整え、地球から自立した文明を築く。
- 食料や資源を火星で生産する技術の開発。
✅ スターシップによる大量輸送：
- 1回の打ち上げで100人以上を火星に運ぶ。
- 貨物や建設資材を大量輸送し、火星基地を拡張。
✅ 現地で燃料を生産する（ISRU技術）：
- 火星の大気（CO₂）と氷（H₂O）を利用し、メタン燃料を作る。
- スターシップが地球に帰還できるようにする。
�� 地球低軌道の宇宙輸送革命
✅ スターシップを活用した地球内移動
- 地球のどこへでも1時間以内に移動できる宇宙旅行を実現。
- 「ロケット旅客機」としての利用も構想（ニューヨーク → 東京 1時間など）。
✅ 宇宙産業の発展（宇宙ホテル、資源採掘）
- 低軌道に「宇宙ホテルや宇宙ステーション」を設置。
- 月や小惑星から資源を採掘し、宇宙産業の基盤を作る。
�� 月面基地（アルテミス計画への貢献）
✅ NASAの「アルテミス計画」に協力し、月面基地を建設
- 月を火星移住の訓練拠点にする。
- 月面で水資源を利用し、燃料を作る。
✅ 月と地球を行き来できる経済圏を形成
🔹 2. 現在の進捗
- ファルコン9・ドラゴン宇宙船によるISS補給・有人飛行が成功（NASAとの契約）。
- スターシップの試験飛行を進行中（軌道投入、着陸技術の改良）。
- アルテミス計画で、月面着陸用スターシップが選定。
- スターリンク（衛星インターネット）を地球全体に拡大中。
🔹 3. 結論
💡 スペースXの最終目標は「人類の火星移住」。
🔥 スターシップを活用し、月面基地建設・地球軌道交通・火星都市を実現する。
🌎 「人類を多惑星種にする」ことで、地球外での未来を築く。
🚀 「火星を目指し、人類の未来を切り開く」 これがスペースXの究極のミッション！
添付５）
スペースＸのスターリンクの日本におけるサービスはいつから始まる予定なのか？
ChatGPT:
スペースXの衛星インターネットサービス「スターリンク」は、2025年1月22日より日本市場向けに「スターリンク Mini」の販売を開始しました。
evcafe.jp
スターリンク Miniの特徴：
- 端末価格：3万4800円
- サイズ：パッケージ重量6.73kg、寸法430 x 334 x 79mm
- 通信速度：最大100Mbps超のダウンロード速度
- 料金プラン：
- ROAM50GBプラン：月額6500円、データ容量50GB
- ROAM無制限プラン：月額1万1500円、データ無制限
これらのプランは1か月単位の請求で、いつでもサービスを一時停止・再開することが可能です。
さらに、KDDIはスターリンクと提携し、2025年春からauスマートフォンとスターリンク衛星の直接通信サービスを開始する予定です。
watch.impress.co.jp
このサービスにより、空が見える場所であれば圏外エリアでもテキストメッセージの送受信が可能となります。
これらの展開により、日本国内でのスターリンクサービスは今後さらに拡大し、より多くのユーザーが高速インターネット接続を利用できるようになると期待されています。
