前回、ソフトバンクグループ（ＳＢＧ）とオープンＡＩが合弁会社「ＳＢオープンＡＩジャパン」を設立するとお伝えしました。（参照：アイデアよもやま話 No.6123 ＳＢＧとオープンＡＩが合弁会社を設立！）
そして、その狙いは、単なる情報提供だけでなく、タスクの実行や自律的な判断を行う「ＡＩエージェント」の機能を備えた、企業向けという新サービス「クリスタル・インテリジェンス」を国内外で展開することなのです。
そこで、気になったのは、新サービス「クリスタル・インテリジェンス」と以前お伝えしたＡＧＩ（汎用人工知能）やＡＳＩ（超知能）との関連です。（参照：アイデアよもやま話 No.5708 ＣｈａｔＧＰＴの次はＡＧＩ、そしてその次は・・・）
そこで、チャットＧＰＴで調べてみました。
結果は以下の通りです。
ＡＩエージェント機能の技術はＡＧＩ、更にＡＳＩという進化につながるかですが、ＡＧＩ、更にＡＳＩへの進化につながる可能性があると言います。（添付１参照）
では、「SB OpenAI Japan」が目指すのはＡＧＩと言えるかですが、「SB OpenAI Japan」 の目的は、ＡＧＩの開発を目指していると考えられます。（添付２参照）
なお、ＡＧＩ、およびＡＳＩの実用化が見込まれる時期ですが、以下の通りです。（添付３参照）
・ＡＧＩ：２０３０年代〜２０４０年代に実用化の可能性が高い
・ＡＳＩ：２０４０年代後半〜２０５０年代以降に実用化の可能性が高い
ということで、ＡＩの進化は目まぐるしく、オープンＡＩやＤｅｅｐＳｅｅｋ、あるいはＳＢオープンＡＩジャパンに限らず、今後とも新たに登場するベンチャー企業も交えて、ＡＧＩの実現を目指して熾烈な開発競争が展開されるのです。
そして、今はＡＩ開発の成長期の後半に差し掛かったところといえるのです。
また、ＡＩの進化とともに、「クリスタル・インテリジェンス」のような新たなサービスが登場し、それとともにＤＸ（デジタルトランスフォーメーション）化もどんどん見直しが必要になってくると見込まれるのです。
その結果、企業の従業員が係わる業務プロセスはどんどんシンプルになっていくと期待出来ます。
勿論、経済界だけでなく、政治の世界などあらゆる分野で業務プロセス、すなわち社会構造全体が一新されます。
いずれにしても、ＡＩはこれまでの産業の発展スピードに比べると遥かに早く成熟期を迎えると見込まれます。
それほど凄まじいスピードで社会の変化をもたらしていくのです。
なお、ＡＧＩ、更にＡＳＩの実用化を迎えた社会は、どのようなものになるのか、とても興味深いですが、想像を遥かに超えたものになるのではないかと思います。
多くのメリットだけでなく、一方でディメリットも沢山出てくるので、その時期の人類がリスク対策をうまくコントロールしながらＡＩを活用出来るのか危惧されます。
しかし、こうした時期は数年後には到来するのです。
添付１）
AIエージェント機能の技術はAGI、更にASIという進化につながるか？
ChatGPT
AIエージェント機能の発展は、AGI（汎用人工知能）やASI（超知能）への進化につながる可能性があります。
AIエージェント → AGI → ASIの進化の流れ
1️⃣ AIエージェント（現在進行中）
- 指示に従ってタスクを実行する
- 情報収集や意思決定の補助をする
- 例：ChatGPTの「GPTs」、オープンAIの「o1」、AutoGPT など
2️⃣ AGI（汎用人工知能）【今後の目標】
- 人間と同等レベルの知能を持つAI
- 特定の分野だけでなく、幅広い知的活動をこなせる
- 自律的に学習し、適応・成長できる
- 例：まだ存在しないが、GPT-5以降のAIがAGIに近づく可能性あり
3️⃣ ASI（超知能）【理論上の最終形態】
- 人間の知能をはるかに超えるAI
- 人類の理解を超えた意思決定・創造ができる
- 数秒で科学・技術のブレイクスルーを生み出す可能性
- SFの領域だが、一部の研究者は「21世紀後半に実現するかも」と考えている
AIエージェントの発展がAGIにつながる理由
✅ タスクの自動化・最適化が進む（情報処理の高度化）
✅ 自己学習・自己強化する技術が進歩（強化学習＋大規模データ活用）
✅ マルチモーダルAI（テキスト・音声・画像・動画の統合処理）が進む
💡現在のAIエージェントはAGIへの橋渡し的な段階にあると考えられる。
今後、エージェント機能が進化すれば、AIはより自律的に問題を解決し、人間の知能に匹敵するAGIへ近づくことになる。
🚀 AGIが誕生すれば、その先にはASI（超知能）も視野に入るが、倫理的・安全性の課題もあるため、慎重な開発が求められる。
添付２）
ソフトバンクグループ（SBG）とOpenAIが、AIサービスの提供を目的として設立する合弁会社「SB OpenAI Japan」が目指すのはAGIと言えるか？
ChatGPT
ソフトバンクグループ（SBG）とOpenAIが共同で設立する合弁会社「SB OpenAI Japan」は、AIサービスの提供を主な目的としています。SBGの孫正義会長兼社長は、AGI（人工汎用知能）の実現が近いと考えており、同社のAI戦略においてAGIの開発や活用を重視しています。したがって、「SB OpenAI Japan」はAGIの開発を目指していると考えられます。
wsj.com
添付３）
ＡＩ開発の黎明期から飽和期までの内容は？
ChatGPT
AI開発の黎明期から飽和期までの詳細な流れ
AIの発展は 「黎明期 → 成長期 → 成熟期 → 飽和期」 の段階をたどると考えられます。それぞれの期間の特徴や主要な出来事を詳しく解説します。
�� AIの黎明期（1950年代〜1990年代初頭）
🔹 特徴
- AIの基本理論が確立し、初期の試行錯誤が行われた時期。
- 計算能力やデータの制約により、AIの発展は限定的だった。
- ルールベースの手法が主流であり、自己学習能力を持つAIは未発達。
- 研究が停滞する「AIの冬」が2度発生（1970年代・1980年代）。
🔹 主な出来事
- 1950年：アラン・チューリングが「チューリングテスト」を提案。
- 1956年：「ダートマス会議」でAIという概念が正式に誕生（ジョン・マッカーシーら）。
- 1960〜1970年代：エキスパートシステム（MYCIN、DENDRALなど）の登場。
- 1970〜80年代：ルールベースAIの限界が明らかになり、「AIの冬」に突入。
- 1980年代後半：ニューラルネットワーク（バックプロパゲーションの発見）でAI研究が再評価。
- 1997年：IBMの「ディープ・ブルー」がチェス世界王者カスパロフを破る。
�� AIの成長期（1990年代後半〜2020年代後半）
🔹 特徴
- 機械学習（ML）やディープラーニング（DL）の進展により、AIが急速に進化。
- インターネットの普及、データ量の増加、計算資源（GPUなど）の発展が成長を加速。
- 2010年代以降、AIが商業化・実用化され、多くの産業に浸透。
- 2020年代には大規模言語モデル（LLM）や生成AIが普及し、AIエージェントへの移行が始まる。
🔹 主な出来事
- 1990年代後半：インターネットの普及により、機械学習技術が発展。
- 2000年代：ビッグデータ時代の到来、GoogleやIBMがAI研究を強化。
- 2012年：ImageNetコンペでディープラーニング（AlexNet）が圧倒的勝利、深層学習ブームが始まる。
- 2016年：DeepMindの「AlphaGo」がトップ棋士イ・セドルに勝利（強化学習の飛躍）。
- 2020年：OpenAIのGPT-3が登場し、自然言語処理（NLP）の精度が飛躍的に向上。
- 2022年：ChatGPT（GPT-3.5）が公開され、生成AIが一般ユーザーに広まる。
- 2023年：GPT-4、Claude、Gemini（旧Bard）などが発表され、大規模AIの競争が激化。
- 2024〜2025年（予測）：AIエージェントの本格的な普及が始まり、AGI（汎用人工知能）への移行が加速。
�� AIの成熟期（2030年代〜2040年代）【予測】
🔹 特徴
- **AGI（汎用人工知能）**が実現し、AIが多くの分野で人間と同等の知能を発揮。
- AIが自己学習し、新しい知識や技術を生み出す能力を獲得。
- AIと人間が協働する社会が本格化し、仕事の多くがAIに置き換えられる。
- 倫理・規制の枠組みが整備され、安全性の確保が進む。
🔹 予測される展開
- AGIの登場（2030年代前半）
- 人間レベルの推論能力を持つAIが実用化され、ホワイトカラーの仕事を大幅に代替。
- AIが医学研究、創薬、エネルギー問題解決などに貢献。
- 完全自律型AIエージェントの普及（2030年代後半）
- 人間の介入なしで問題解決・意思決定ができるAIが各分野に導入。
- 政府・企業の戦略策定や意思決定をAIが主導するようになる。
- AIと人間の共生社会が確立（2040年代）
- AIとのインターフェースが高度化（脳コンピュータインターフェースなど）。
