2024年11月29日
アイデアよもやま話 No.6065 冷蔵・冷凍じゃない第3の保存技術!
8月19日(月)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で生鮮食品 長期保存の新技術について取り上げていたのでご紹介します。 

冷蔵でも冷凍でもない新たな技術で生鮮食品の鮮度を保ったまま長期間保存する取り組みが本格的に始まります。
案内されたのは東京・渋谷区にある食品保管庫。
ZEROCO株式会社の楠本修二郎社長は次のようにおっしゃっています。
「室内を0℃にキープする庫内の湿度環境を100%に近づける。」
「この辺を安定的に達成している技術です。」

ベンチャー企業のZEROCOは室温を約0℃、湿度を100%に近い状態を保つことで、野菜や果物などを長期間保存出来る技術を開発。
1年間保管した梨を食べてみると、みずみずしさと甘さがあります。

ZEROCOは今日(8月19日)、農業生産法人、株式会社ジャパンファームパートナーと共同で鮮度保持の技術を本格的に展開していくことを発表。
今月末には北海道で大規模な実証実験を行う予定で、生鮮食品の安定供給につないげたい考えです。
楠本さんは次のようにおっしゃっています。
「例えば農業漁業の場合であれば、豊作だった時、これも値崩れするから捨てないといけない。」
「ちょっと季節をずらしたりということも含めて売れていったら、農業というのは非常に就農し易いものになっていくと。」

以上、番組の内容をご紹介してきました。

番組を通して、冷蔵でも冷凍でもない新たな技術について、以下にまとめてみました。
・ZEROCOにより生鮮食品の鮮度を保ったまま長期間保存する取り組みが本格的に始まる
・室温を約0℃、湿度を100%に近い状態を保つことで、野菜や果物などを長期間保存出来る技術を開発している
 -1年間保管した梨を食べてみると、みずみずしさと甘さがある
・ZEROCOは8月19日、農業生産法人、ジャパンファームパートナーと共同で鮮度保持の技術を本格的に展開していくことを発表した
・8月末には北海道で大規模な実証実験を行う予定で、生鮮食品の安定供給につなげたい考えである
・これまで、例えば農業漁業の場合、豊作だった時、値崩れを防ぐため捨てていたが、冷蔵でも冷凍でもない新たな技術により季節をずらして売れば、農業は非常に就農し易いものになっていく

ということで、今回ご紹介した、冷蔵でも冷凍でもない新たな技術は農産物や海産物の長期保管が鮮度を失うことなく可能であるというメリットがあるのです。
このメリットにより、業務用、および家庭用の冷蔵庫にこの新しい機能を備えた装置を加えることにより以下のメリットがあります。
・スーパーやコンビニで、これまで廃棄していたはずの生鮮食品の売れ残りを販売出来るので売り上げ増になる
・ファミリーレストランやその他のレストラン、あるいは一般家庭で、これまで廃棄していたはずの賞味期限切れ、あるいは消費期限切れの生鮮食品を長期間美味しい状態で保管出来るので、その分、新たな購入をしないで済む
・また、これまで廃棄物として出されていた生ごみが少なくなり、その分、廃棄処分のプロセスが無くなる
・鮮度を落とさずに長期間美味しい状態で保管出来るので、農作物などの海外輸出が可能になる

こうしたメリットがあるので、是非、少しでも早く実証実験を済ませ、商品化して欲しいと思います。

ちなみに、ZEROCOが農業生産法人、ジャパンファームパートナーと共同で始める北海道で大規模な実証実験について、その後の経過は添付を参照下さい。


添付)

ZEROCOは8月19日、農業生産法人、ジャパンファームパートナーと共同で鮮度保持の技術を本格的に展開していくことを発表し、北海道で大規模な実証実験の予定というが、その後の経過は?
ChatGPT

ZEROCOは2024年8月19日にジャパンファームパートナーと共同で、鮮度保持技術を活用した大規模な実証実験を北海道千歳市で開始しました。このプロジェクトは、食品の鮮度を長期間維持する技術を実証し、農産物や畜産物の高付加価値化や効率的な流通を目指しています。
最新の情報によると、この実験では特に牛乳の品質保持に注力し、廃棄問題の軽減を目指しているほか、野菜や果物の鮮度維持にも技術が活用されています。また、これにより、北海道の農産物を国内外へ広めるための新しいバリューチェーンの構築を進めています。
現在、これらの成果を基にさらに広範な展開が予定されています。詳細については、ZEROCOの公式ページやプレスリリースを参照することで、進捗状況を確認できます【69】【70】【71】。

 
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