2024年11月03日
No.6042 ちょっと一休み その953 『目を見張るAIの驚異的な進歩!』
6月30日(日)放送の「サンデーモーニング」(TBSテレビ)でSBGの孫会長兼社長によるAIの驚異的な進歩における見解について取り上げていたのでご紹介します。

AIの驚異的な進歩について、孫さんは次のようにおっしゃっています。
「何で急にAIがこんなに、特にこの1年間、進化したかというと、4年間で1000倍になったんです、能力が。」
「チップの数が10倍になって、チップ当たりの能力が10倍で、それを扱うトランスフォーマーのチャットGPTさんのようなモデルソフトも10倍になった。」
「10×10×10で、4年間で1000倍能力が上がった。」
「自転車と新幹線て20倍しか違わないでしょ。」
「でも別の乗り物でしょ。」
「たった20倍。」
「1000倍だと見違えるほどの進化があった。」
「ただ、すごいのは、ここから4年間で、もう1回1000倍になるんです。」
「もう一度チップの数が10倍、能力が10倍、モデルが10倍になりますから、もう我々には分かってるんです。」
「全部マイルストーンが見えてますから、開発してますから。」
「4年間で1000倍。」
「もっとすごいのは、そこから4年間で、もう1回1000倍になるんです。」
「そこから4年間でもう1回1000倍。」
「オリンピック3回分は、もう我々のマイルストーンに入ってますから見えてるんです、開発やってますから。」
「我々の開発の現場では1000倍×1000倍は100万倍、100万倍×1000倍は10億倍なんです。」
「つまり、今から3回のオリンピックってイメージ湧くでしょ。」
「で、3回のオリンピックで人類の走る能力は10%くらい伸びるかもしれないけど、コンピューターのAIの英知は10億倍になるんです。」
「今日現在、既にチャットGPTの4.0でアメリカの医学試験に通るんですよ。」
「合格してるんです、国家試験に。」
「もう(チャットGPTの)4oなんてすごいですよ。」
「普通の人なんて通んないですよね。」
「もう医学については普通の平均的人間より上なんですよ。」
「これが10億倍になるんですよ。」
「10億倍ですよ、どうするんですか?」
「これをね、AIなんてなーとか、人間が作ったのが人間を超えるわけないだろ。」
「人間が作ったものを学習してるんじゃないんですよ。」
「AIが勝手に自ら学習してるんです。」
「(全く違う世界がこれから広がるということなのかという問いに対して、)全く変わるんです。」
「だから失われた30年を日本がもう1回取り返したくないのであれば、目をバーンと開かなきゃ駄目ですよ。」
「もう、知識人がね、上から目線でなんちゃってで言うんですよ、知ったかぶりで。」
「あんた専門家か?と言いたいんですよ。」
「専門家でもないのに、知ったかぶりして、上から批難するんじゃないと。」
「もっと心を開いて素直に、真正面から進化に対して純粋に取り組まないと日本はヤバいですよ。」
「(それだけのポテンシャルがある中で、今回の事業、医療でのDXという意味では、創薬とか患者へのメリットとか、具体的にいつぐらいから享受できるようになるのかという問いに対して、)アメリカでは、もうすごいんです。」
「やってますから、既に。」
「がんの新薬のために製薬会社とバイオベンチャー、200社がこのプログラムに参加して、どんどん新薬を作ってるんですね。」
「日本も年内ぐらいには我々も一部開始しますから。」

以上、番組の内容をご紹介してきました。

番組を通して、孫さんの語られたAIの驚異的な進歩について以下にまとめてみました。
・急にAIがこんなに、特にこの1年間、進化したかというと、能力が4年間で1000倍になったからである
 -チップの数が10倍になって、チップ当たりの能力が10倍で、それを扱うトランスフォーマーのチャットGPTのようなモデルソフトも10倍になり、10×10×10で4年間で1000倍能力が上がった
・すごいのは、ここから4年間で、もう1回1000倍になる
 -もう一度チップの数が10倍、能力が10倍、モデルが10倍になるからである
・オリンピック3回分は、もう我々の開発のマイルストーンに入っている
・我々の開発の現場では1000倍×1000倍は100万倍、100万倍×1000倍は10億倍と、12年後にはAIの英知は10億倍になる
・今日現在、既にチャットGPTの4.0でアメリカの医学の国家試験に合格している
 -既に医学については普通の平均的人間より上である
 -AIは人間が作ったものを学習してるのではなく、AIが勝手に自ら学習している
・全く違う世界がこれから広がろうとしている
・日本は、もっと心を開いて素直に、真正面から進化に対して純粋に取り組むべきである
・このようにAIにはポテンシャルがある中で、アメリカでは、がんの新薬のために製薬会社とバイオベンチャー、200社がこのプログラムに参加して、どんどん新薬を作っている
・日本も年内ぐらいには我々も一部開始する

孫さんのおっしゃるように、AIの能力がしばらくの間、4年間で1000倍と驚異的に進歩していくと、まさに想像を絶するような世界が開けてくると見込まれます。
私たち人間は知りたいことはチャットGPTのような生成AIに訊けば、何でもすぐ教えてくれるし、アイデアが思い浮かんだら生成AIに頼めば、すぐに解決案を提案してくれると思われます。
更に、戦争が勃発しても、思わぬような解決策を提示してくれるのではないかと期待が膨らんできます。
しかし一方で、より巧妙なフェイク画像やフェイクニュースが氾濫したり、より防ぎにくいデジタル犯罪も次々に発生してくると懸念されます。
更に、人類を滅亡させる方法をチャットGPTに訊く人も現れるのではと懸念されます。

ということで、生成AIなど、AIには自らは自由や平等、人権の尊重といった基本的な価値観に則って人類のために役立って欲しいと願います。
なお、AIがロボットと組み合わさると、アイデアよもやま話 No.6041 “生きた皮膚”の顔ロボット!?でお伝えしたように、バイオハイブリッドロボットといったような一見すると人間のようで、しかしとてもとても頼りになる存在が生まれてくると期待出来ます。

ということで、将来的にAIは人類にとって万能の“神”のような存在になるのではと思われます。

 
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