2023年12月12日
アイデアよもやま話 No.5762 ごみ減少の最新事情 その2 化粧品が絵具に!
今や、地球温暖化阻止は世界各国共通の喫緊の課題です。
そして、ごみの減少やリサイクルも課題の一つです。
そうした中、9月4日(月)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)でごみ減少の最新事情について取り上げていました。
そこで、3回にわたってごみ減少に向けた取り組みについてご紹介します。
2回目は化粧品を絵具にリサイクルする取り組みについてです。

色鮮やかに描かれたこちらの絵、この絵の絵の具の原料を開発した株式会社モーンガータ(東京・練馬区)の田中寿典社長は次のようにおっしゃっています。
「実はその正体はこういった化粧品です。」

廃棄予定だった化粧品をどのように生まれ変わるのでしょうか。

化粧品は粉が油分に覆われていて、水に溶けにくくなっています。
そこで、化粧品の油分を除去する液体を混ぜると、水に馴染む絵具になるのです。

田中さんは元々化粧品メーカーの研究員で、ある想いを持っていたといいます。
「開発途上で、どうしても化粧品の中身を自分自身が捨ててきたので、(この取り組みが)企業の生産の面でも意識をアップデートしていく要因になるのかなと。」

4年前から、この事業を始め、今では10社以上の化粧品メーカーに協力が広がっています。
現在までに300色以上のラインナップを展開してきました。

以上、番組の内容をご紹介してきました。

ちなみに、社名の「モーンガータ」とはスウェーデン特有の言葉で、本来は他言語に翻訳できない言葉ですが、日本語に訳すとしたら、その意味は「水面に映る、道のような月明かり」といったニュアンスになるといいます。

さて、化粧品と絵具は一見すると、結び付きません。
しかし、化粧品は粉が油分に覆われていて、水に溶けにくくなっていますが、化粧品の油分を除去する液体を混ぜると、水に馴染む絵具になるというのです。
このアイデアのきっかけは、田中さんは元々化粧品メーカーの研究員で、開発途上で、化粧品の中身を自分自身が捨ててきたことにあるといいます。

そして、番組で紹介された、先ほどの化粧品を原料とした絵具で描かれた絵を見ると、従来の絵具に比べて透明感のある、幻想的な雰囲気を感じさせます。

ということで、これまで廃棄されていた化粧品の中身を絵具にリサイクルすることによって、これまでにない新たな絵具を生み出したのです。
田中さんは、このご自身の取り組みが企業の生産の面でも意識をアップデートしていく要因になると期待されています。

これまで、このブログでも廃棄されていたもののリサイクルについて、いろいろ取り上げてきましたが、是非、より多くの企業が自社で生み出す廃棄物の有効利用に取り組んでいただきたいと思います。
こうした取り組みが新たな事業展開つながるかもしれないのです。

 
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