2023年05月04日
アイデアよもやま話 No.5572 メタバースでの就活!
メタバースについては既にいろいろな分野での取り組みが進められています。
そうした中、1月27日(金)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)でメタバースでの就活について取り上げていたのでご紹介します。 

3D空間を歩き回る可愛いキャラクター、ここはメタバース、仮想空間内の就職説明会の会場、歩いているのは企業の採用担当者や大学生です。
1月27日、人材会社の株式会社ネオキャリアなどが主催した就活イベント「メタバース採用EXPO2024」に全国から約180の企業がブースを出展し、1日で2000人以上が参加しました。
大学生はスマホアプリを通じて匿名で参加出来るため、顔を出しては出来ないような質問も率直に聞くことが出来ます。
体験した女子大学生は次のようにおっしゃっています。
「オンラインだとニックネームしか見えないですし、今後に影響することも大きくないかなと思って、話しかけ易い。」

(XR技術(クロスリアリティ こちらを参照)で供にDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現を目指すという)、このアプリを開発した株式会社エックスの米倉暁代表取締役は次のようにおっしゃっています。
「スマホアプリ1台あれば、それだけで就活が完結出来るサービスを実現したい。」

こうした状況について、解説キャスターで日本経済新聞論説主幹の原田亮介さんは次のようにおっしゃっています。
「(今の学生さんにとっては今までよりも気楽に活動し易いのかも知れませんが、採用する側について、)リアルの面接重視に戻って来ていると思いますよね。」
「やっぱり接客とか、そういうのは大丈夫かって考えるからね。」
「ただ、今、学生さんが一番困っているのは「ガクチカ」って言うんですけど、「学生時代に一番頑張ったことを教えて下さい」ってそういう質問があるじゃないですか。」
「コロナがあったからサークルもないし、バイトもないし、というようなことがある。」
「そういう場合は、あんまり心配しないで自分が一番良いことを客観的に伝えるっていう、そういうことだと思います。」

以上、番組の内容をご紹介してきました。

今回ご紹介したメタバースでの就活のメリットについて以下にまとめてみました。
(大学生)
・スマホアプリを通じて、どこからでも気軽に参加出来る
・匿名で、しかも顔を出さないで参加出来るので、本音で率直な質問が出来る

(採用側)
・従来の面接に比べて、前準備がほとんど不要になる
・学生から率直な質問を受けることが出来る
・本採用の前の面接をするにしても、人数を絞ることが出来る

なお、メタバースでのこのような就活スタイルは転職などにも適用出来ます。
ですから、こうしたメタバースの活用は今後ともどんどん広がっていくと見込まれます。

 
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