2023年04月01日
プロジェクト管理と日常生活 No.811 『偽物のゼレンスキー大統領が語るフェイク動画に見る情報把握の危うさ』
ちょっと古い情報ですが、朝日新聞デジタル (asahi.com)が報じていた記事「SNSが伝えた戦場 ウクライナ侵攻1年」(こちらを参照)の中で昨年3月17日付けのSNS「偽物のゼレンスキー大統領が語る動画(米メディアの記者のツイート)」(こちらを参照)について取り上げていたのでご紹介します。 

なお、この動画には以下の説明があります。

ウクライナ国民に武器を置き投降することを呼びかけるディープフェイク(AIを使った偽物の)動画。体の動きが明らかに不自然だ。

確かに、動画でゼレンスキー大統領が語る言葉と口の動きが一致していないなど、不自然さを感じます。
しかし、こうしたフェイク動画は技術の進歩とともにどんどん本物と偽物との違いが分かりにくくなっていきます。

既にロシアによるウクライナ侵攻においても、ロシアはフェイクニュースを連発しています。
ですから、いずれ今回ご紹介したような動画を真実と見分けのつかないようなレベルで発信するような時を迎えることになります。
そうした時、戦争や災害の発生時のように情報が錯そうした状況において、人々が混乱をきたさないように、今からそのリスク対応策を検討し、ネット上に対応策を実装しておくことがとても重要なのです。
そうしておかないと、株の大暴落や人々の間の無用な争い、最悪の事態では戦争の勃発といったような時代を招きかねないのです。

 
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