昨年12月6日(水)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で冷凍グルメについて取り上げていたのでご紹介します。
なお、日付は全て番組放送時のものです。
ぐるなび総研が今日発表した、今年の世相を“食”で表す「今年の一皿」、選ばれたのは冷凍グルメです。
コロナ禍で店内飲食に制約がかかる中、テイクアウト需要などを狙い、多くの飲食店が急速冷凍が出来る機械を導入したことが背景にあります。
お寿司なども含めて多くの料理が冷凍されていて、自宅の電子レンジなどで解凍して楽しめます。
有名レストランが高価格帯の商品を出すなど、冷凍グルメに参入し、市場が拡大しました。
ぐるなび総研の市川萌乃さんは次のようにおっしゃっています。
「(シェフが冷凍品を)今までは敬遠していたと思うんですけど、そこがシェフの方が新しい発見というところで、今後更に利用するシェフの方も増えると考えております。」
以上、番組の内容をご紹介してきました。
既に餃子やシュウマイ、ウナギ、カニ、あるいは牛肉など様々な食品が冷凍食品として市販化されています。
そうした中、お寿司まで冷凍食品に加わってきたのです。
これまで私も含めて多くの人の中には、冷凍されたお寿司を買えたとしても、家で解凍したら味が落ちてしまうに違いないという先入観があったと思います。
しかし、今や一部の有名レストランまでが冷凍グルメに参入しているというのです。
その大きなきっかけがコロナ禍での店内飲食の制約というのですから、コロナ禍は“食におけるライフスタイル”にまで影響を及ぼしているのです。
このように冷凍グルメに高価格帯のグルメ食品も賞味期限の長い冷凍食品に加わるのですから、その分、国内外を問わず、距離に関係なく市場が拡大するというメリットがあります。
一方、消費者もわざわざ時間を要して一流レストランまで出向かなくても誰でも自宅でグルメを楽しめるようになるのです。
ですから、まさに食の提供者と消費者が“Win−Win”の関係で、お互いにメリットを享受出来ると期待出来ます。
さて、ここで思い付いたのがこうした急速冷凍技術の一般家庭で使っている冷蔵庫への適用です。
もし、これが実現すれば、これまでの食生活が一変します。
そこで、ネット検索したら、こうした機能を持った冷蔵庫が市販化間近であることが分かりました。(こちらを参照)
ですので、我が家でも次に冷蔵庫を買い換える際には是非急速冷凍機能のあるものにしたいと思っております。
こうした状況に、あらためて技術の進歩が新たな市場を切り開き、新たな需要を生むという好循環を生み出すということを実感します。
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