2023年01月07日
プロジェクト管理と日常生活 No.779 『”共存共栄”こそが究極の戦争リスク対応策』
今回は今年初めての「プロジェクト管理と日常生活」がテーマの投稿となります。
そこで、今回は、以前から思っていたことについてお伝えしたいと思います。

これまで何回となく触れてきたように、今の国際社会は戦争や紛争の起きない平和の維持の観点から以下のように大きな問題やリスクを抱えています。
・ロシアによるウクライナ侵攻の継続
・中国による台湾進攻リスクの高まり
・途上国の一部での独裁政権の台頭

対応のスピードが遅ければ、人類はおろか地球滅亡の危機を迎えることになりかねません。
しかし、現実には、第二次世界大戦でのナチスによるユダヤ人大量虐殺やアメリカ軍による広島や長崎への原爆投下といったような戦争の悲惨な事実はあまり生かされているとは言えません。
なぜならば、大量の核爆弾が現実に存在しているし、プーチン大統領はウクライナ侵攻に際し、核兵器の使用を暗示しているからです。
一方で北朝鮮は核兵器関連の実験をどんどん続けており、それを国際社会は食い止めることも出来ないからです。
これらは全て人類の活動がもたらしているのです。
ですから、人類自らが解決する意志を固めれば、これら全てを解決することが出来るのです。

このように見てくると、やはりどの国のリーダー、そして国民も軍事的な手段で物事を解決させることは常にメリットよりディメリットの方がはるかに多いという国際社会を構築することだということに思いが至るのです。
このことこそが究極の戦争の再発防止策なのです。
では具体的にどのような対応策が考えられるかですが、3つあると思います。
1. 現在の国連を徹底した平和維持の観点から再構築すること
2.人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標、すなわちSDGsを達成し、その状態を継続させること(参照: No.4578 ちょっと一休み その710 『日本も国家としてSDGsに真剣に取り組むべき!』
3.世界中の国々の人たちが4つの目標、すなわち自由、平等、人権、平和の実現を目指して連帯することにより、どこかの国がこれらの目標に反する行動を起こそうとした時、あるいは起こした時には該当国のより多くの国民が団結して反対の意志を表明して行動に移し、他の国々のより多くの国民はその行動を様々な方法で支援すること

この3つのどれも実現までの道のりはとても遠いですが、実現出来るか出来ないかは各国のリーダー、あるいは国民の本気度にかかっているのです。

そして、実現出来なければ、間違いなくいずれ再び世界大戦に突入することになるのです。

なお、こうした観点とは別に、長期的には”共存共栄”という価値観の世界的な共有が戦争リスクの対応策としてとても重要です。
なぜならば、国にとっても個人にとっても得られるもの、あるいは失うもののアンバランスがやがて不満につながり、その蓄積がやがて争いにつながるからです。
一方、”共存共栄”が相手国に理解されれば、相手国との信頼関係を築くことが出来るのす。
ですから、平和国家、日本は率先して”共存共栄”を掲げてどの国とも接することが少なくともこれらの国々との間で争いに発展するリスクはほとんど無くなります。
そしてこうした”共存共栄”の輪が世界的に広がっていくことにより、単なる平和だけでなく、“豊かさ”の共有にもつながるのです。

ということで、”共存共栄”の共有こそが究極の戦争リスク対応策だと思うのです。

 
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