2022年07月20日
アイデアよもやま話 No.5325 デジタルテクノロジーで変わる働き方!
4月7日(木)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)でデジタルテクノロジーで変わる働き方について取り上げていたのでご紹介します。 

コピー機などオフィス製品を日本でいち早く手掛けてきたリコー、現在もデジタルテクノロジーの技術で働く人や職場を支えています。
RICOH BYSUNESS INNOVATION LOUNGE Tokyoのゼネラルマネジャー、菊池英敏さんは次のようにおっしゃっています。
「緊急事態宣言になって全員がリモートワークになったので、ちょっとした相談だったりだとか、今までオフィスの机の周りで起きていたような気軽なコミュニケーションが圧倒的に減ったなという感じはいたしました。」

そこで見つけたのはバーチャルオフィスでの働き方で、菊池さんは次のようにおっしゃっています。
「実際にoViceを導入してみて、セミナーでアバターから拍手が出るというだけでもすごく感動的なセミナーになったりとかするんですね。」
「そういう人にしか出来ないコミュニケーションがアバターでも出来るというのはものすごく評価が高かったんです。」
「(しかし、使い始めてみると、)最初は一般的なオフィスのレイアウトにしていたんですよ。」
「かしこまった感じがしていて、コミュニケーションのしづらさがすごくあって、どうすれば雑談が生まれるのかディスカッションして、焚火のコーナーを作ったりだとか、プールのエリアを作ったりだとか、背景を変えてアバターが動くことに対して違和感が無くなった、個人がベストパフォーマンスを叩き出せるような環境を意識的につくってあげるというところが大事かなと思っています。」

菊池さんが働くRICOH BYSUNESS INNOVATION LOUNGE Tokyoでもバーチャルオフィスを活用、アバターとしてバーチャルオフィスに入った来場者は360度カメラや目線カメラの映像を見ることが出来、リアルで来場しているような臨場感を味わえます。
菊池さんは次のようにおっしゃっています。
「距離や時間の制限を超えて、常にコミュニケーションが取れる環境を作れたのが大きなメリットだと思います。」

そんなリコーが考えるこれからの働き方について、菊池さんは次のようにおっしゃっています。
「働く人中心、要は人が中心になるのが一番大事なポイントで、ハイブリッドワークが主流になっていますけれども、離れ離れのリモートワーカーの知をいかに集合知化させるのか、そういったような課題を解決する選択肢の1つとしてバーチャルオフィスがあるんじゃないかなと思っています。」

以上、番組の内容をご紹介してきました。

番組を通して、あらためて「理想的な働き方とは?」という疑問が湧いてきたので以下にまとめてみました。
(目的)
・生産性の向上
・個々の従業員、および組織としてのアイデア力を最大限に発揮
(労働環境)
・個々の従業員が最も働き易い環境(場所、時間、ツール)で働けること

そして、今求められているのはこうした目的を達成し、そのために労働環境を整備するうえでテクノロジーの進化とともに最適なツールを継続的に企業が従業員に提供することなのです。
そして、こうしたツールの一つが今回ご紹介したoViceのようなアプリというわけです。
ところが、残念ながら日本の企業は総じてデジタル化、更にはDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みに対して積極的ではないように思います。

是非、より多くの日本の企業が日々進化しているテクノロジーを最大限に活用してDXで企業力を高め、将来性のあるビジネス分野にチャレンジしていただきたいと思います。
そうしなければ、“失われた30年”は更に続き、日本経済は世界経済から取り残されてしまうのです。

現政権において、“成長と分配”、そして相変わらず物価上昇率2%が目標に掲げられていますが、やはり経済成長の根幹となるのは個々の企業の競争力なのです。
なぜならば、分配しようにも企業の継続的な成長がなければ、十分な分配を継続させることは出来ないからです。

 
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