2021年11月26日
アイデアよもやま話 No.5123 グレタさんが教えてくれた世の中を変える革命の取り組み方!
11月6日(土)付けネット記事(こちらを参照)で地球温暖化阻止に向けたグレタ・トゥンベリさんの取り組みについて取り上げていたのでその一部をご紹介します。
なお、日付は全て記事掲載時のものです。

国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が開催されているイギリス北部グラスゴーで11月5日、地球温暖化対策の強化を求めるデモが行われ、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(18)が参加した。グレタさんは演説で「COP26が失敗だということは周知の事実だ」と批判した。

グレタさんはCOPについて「(各国の)リーダーたちが美しいスピーチをしたり、派手な目標を発表したりするPRイベントになった」と指摘。「彼らは私たちの叫びを無視することはできない」と語り掛けると、聴衆から歓声が上がった。
主催者の発表で、デモには約2万5000人が参加。

以上、ネット記事の内容の一部をご紹介してきました。

トゥンベリさんの活動、およびその世界的な影響についてはこれまでプロジェクト管理と日常生活 No.611 『私たちが思っているよりも緊迫化している地球温暖化リスク その1 16歳の少女の訴えが世界を動かす!?』プロジェクト管理と日常生活 No.622 『”世界平和”という一点だけでつながる世界的な国民運動の必要性』などで何度となくお伝えしてきました。
トゥンベリさんがたった一人で地球温暖化阻止に向けて始めた活動が今や世界的に認知され、若者を中心に世界中の多くの人たちを巻き込んで大きな流れを作った功績はとても大きいと思います。
そして、トゥンベリさんの活動は、今や国民運動の世界的な高まりは世界の指導者たちにも影響を及ぼすことが出来るのではという期待を実感出来るほどに成長しているのです。
まさに“静かなる革命”の実現可能性を示しているのです。

そして、その活動指針として以下の2つがあります。
・ある目標を達成するうえで、自分(、あるいは自分たち)に何が出来るか、自分で考えて具体的な解決策を実行に移す
・世界的な連帯で最大限の効果を上げる

なお、現在、以下の3つが世界的な最重要課題となっています。
・世界平和の維持
・自由、人権の尊重
・“持続可能な社会”の実現

この3つの課題解決に向けて、以下の活動の世界規模での展開の必要性を私は実感しています。
1.正確な状況の把握が可能な環境の整備
2.デモ
3.不買運動
4.クラウドファンディング
5.覇権主義国の標的に遭った国への様々なかたちでの支援

以下はそれぞれの項目の補足です。
1. 正確な状況の把握が可能な環境の整備
フェイクニュースの拡散を阻止する取り組みの世界展開(フェイクニュースは人々の判断を狂わす)
2. デモ
上記の課題解決を阻止する国を標的とした世界規模のデモの定期的な開催
3. 不買運動
上記の課題解決を阻止する国を標的とした不買運動
4.クラウドファンディングの活用
  上記の課題解決に大きく貢献出来る可能性のある商品の開発メーカーへのクラウドファンディング参加による資金的な支援
5.覇権主義国の標的に遭った国への様々なかたちでの支援
以下のような中国による理不尽な行為
・中国からパイナップルの輸入禁止をされた台湾に対する支援
・中国からワインなどの輸入制限をされたオーストラリアに対する支援(参照:プロジェクト管理と日常生活 No.688 『オーストラリアへの経済制裁に見る中国の脅威とその対応策!』

ということで、トゥンベリさんの活動から連想された、実行性のある市民革命への取り組み方(案)をまとめてみました。
こうした取り組みを継続的に進めれば、3つの課題は解決出来るのです。
中国の覇権主義阻止も例外ではありません。

 
TrackBackURL : ボットからトラックバックURLを保護しています