2021年10月28日
アイデアよもやま話 No.5098 AIが事故車両修理代を算出!
AIについてはこれまで何度となくお伝えしてきましたが、今やあらゆる分野での活用が進みつつあります。
そうした中、7月8日(木)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)でAI(人工知能)による事故車両修理代の算出について取り上げていたのでご紹介します。 

損保ジャパンはイギリスのAIベンチャーと業務提携し、事故車両の写真をもとに修理代金を自動で算出するサービスを10月から始めます。
AIが事前に数億枚の画像データを学習していて、写真を数枚贈ると数十秒でおおよその修理代金を算出、これを基準とした保険金が数日後には支払われるようになるということです。

以上、番組の内容をご紹介してきました。

要するにAIを膨大な過去の事故車両の写真と事故に伴い支払われた保険金との対比をもとにディープラーニング(深層学習)(こちらを参照)で学習させ、人手に代わって修理代金を自動で算出し、その結果保険金が数日後には支払われるというサービスなのです。
ですから、事故車両の写真数枚を送りさえすれば、後の保険金算出処理のほとんどはAIが処理するということになるのです。

こうしたAIの活用は当然保険金を受け取る側に歓迎されますし、保険会社にとってもコスト削減につながるのでまさに両社にとってメリットがあります。
そして、こうした保険会社間のAI活用競争はいずれ毎年支払う保険料金の引き下げにもつながるはずです。
ですから、クルマのオーナーには更なるメリットが期待出来ます。

さて、今回ご紹介した自動車保険会社によるAIを活用した新たなサービスは一方でこれまでAIに取って代わられる業務を担当してきた従業員が不要になるので最悪の場合職を失うことになります。
AIやロボットの活用が普及していくに連れて、こうした状況はどんどん増えていきます。
勿論、AIやロボットの活用に伴い、それらの関連技術者が必要になってきますが、しかし当然ながらこれらの技術者の増加数は職を失う従業員数に比べればはるかに少ないのです。

ですから、私たち利用者、あるいは消費者の立場からはAIやロボットなどの活用で日々の暮らしがどんどん便利になっていく一方で、人の働く場はどんどん減っていく傾向にあることは避けられないのです。

そこで次回は、こうした状況において、人々がどのように暮らせるようになれば望ましいのかということについて私の思うところをお伝えします。

 
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