2021年06月26日
プロジェクト管理と日常生活 No.699 『寒波での大規模停電に見る自然エネルギー発電の危うさ!』
2月19日(金)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)でアメリカでの記録的な寒波による大規模停電について取り上げていたのでご紹介します。

記録的な寒波に見舞われ、大規模な停電が続いているアメリカ南部では、2月19日、朝の時点でのテキサス州だけでも約28万世帯の停電状態が続いています。
停電中に暖を取るためにガレージ内でクルマのエンジンをかけていた女性と少女が一酸化炭素中毒で死亡するなど、寒波に関連する死者は40人以上にのぼっています。
住民のある男性は次のようにおっしゃっています。
「家の中がマイナス1〜2℃だ。」
「とても寒い。」

ウォールストリートジャーナルは、テキサス州が力を入れる風力発電がこの天候で凍り付いていて、多くが使えなくなったことなどを指摘し、誤ったエネルギー政策が招いた停電だとして州政府を批判しました。

以上、番組の内容をご紹介してきました。

実は、風力発電にはこうした気温が零度前後になった場合以外にも巨大台風や瞬間的な突風による強風で装置の発電機能が停止したり、装置そのものが倒壊してしまうリスクがあります。
同様に、太陽光発電では、曇りや雨が降っている場合には発電量がとても少なくなり、雪が降って太陽光発電のパネルが雪で覆われてしまえば発電量はゼロになってしまいます。
また、風力発電と同じく、強風時にはパネルが飛ばされてしまうリスクがあります。

このように、再生可能エネルギー発電の代表格と言える太陽光発電や風力発電にはいくつかの問題があります。
そしてこうした問題は、地球温暖化の進行に伴い、今後とも増々大きくなっていきます。
ですから、エネルギー安全保障上、とても大きなリスクになりつつあるのです。
ここで思い出されるのは、これまで何度となくお伝えしてきた究極の発電装置です。(参照:アイデアよもやま話 No.2025 私のイメージする究極の発電装置とは・・・

ということで、特にチャレンジ精神の旺盛な若い人たちにはこうした発電装置の研究開発に取り組んでいただきたいと思います。
こうした発電装置が実用化されれば、エネルギー問題と地球温暖化問題は一気に解決され、しかも経済の活性化にも大いに貢献出来ると思うのです。

 
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