2021年06月11日
アイデアよもやま話 No.4979 30分以内に届く”デジタルコンビニ”!
3月4日(木)放送の「あさチャン!」(TBSテレビ)で30分以内に届く”デジタルコンビニ”について取り上げていたのでご紹介します。

食料品から日用雑貨まで欲しいものが30分以内に届く仕組みを番組で取材しました。
コロナ禍の今、新しいコンビニが注目を集めています。
クイックゲット株式会社の平塚登馬CEOは次のようにおっしゃっています。
「(お店に)行かなくていい、届くコンビニっていうところで、僕たちはデジタルコンビニと呼んでいます。」

デジタルコンビニ「Quick Get」という、実店舗を持たずに専用アプリで注文を受けるこのサービスは昨年9月にスタートしてからわずか半年で数万人の顧客を獲得しました。
いったいどのようなものなのでしょうか。

番組スタッフが体験してみると、一般的なコンビニよりも品数が多いように感じるといいます。
デジタルコンビニの凄いポイントは以下の通りです。
豊富な品揃え(品数は1000点以上)
注文から30分以内で届く速さ

ちなみに、キャッチフレーズは「今欲しいものが30分以内に届く」です。

仮に30分を超えた場合は「送料無料クーポン」がもらえるといいます。
しかもどんなに注文しても配送料は一律250円です。
なお合計800円未満の場合は別途手数料(200円)が発生します。
また商品の価格は一般のコンビニと同じ水準です。

1ヵ月で10万円以上利用する顧客もいるこのサービス、なぜ“速くて安い”をかなえることが出来たのでしょうか。
その秘密が東京・港区六本木にある倉庫です。
1000点もの商品が一つに集められています。
顧客から注文が入ると、全て自社のスタッフがこの倉庫内でピックアップし、待機している配送スタッフに手渡し、顧客宛に配送します。
平塚さんは次のようにおっしゃっています。
「うちはアプリケーションも倉庫の開発も配送も全て自社で内製しているんですよね。」
「で、自社で全て作り切っているので、配送効率なんかも非常にいいです。」
「一つの倉庫に(注文が)全部集まるので、注文を同時に組み合わせて配送したりだとか、非常に容易に出来るので、配送の原価も下げられて、送料を250円に抑えられるというのがうちの特徴になっています。」

この圧倒的にシンプルで効率の良いワークフローで他のデリバリーにはない、速さと安さを実現しているといいます。
倉庫を一つ構えるだけでコンビニ約100店舗分をカバーできるというデジタルコンビニ、東京・六本木を中心に限定的に始まりましたが、そのエリアは徐々に拡大中です。
平塚さんは次のようにおっしゃっています。
「都内でまずは年内に複数拠点立ち上げるっていう計画も既にやっていますので、その後に全国津々浦々、今のコンビニと変わらないような数を今後は展開していきたいと考えています。」

以上、番組の内容をご紹介してきました。

今回ご紹介した新たなデジタルコンビニですぐに連想されたのが大手通販サイト、アマゾンとデリバリー・宅配サービスを展開するUber Eats(ウーバーイーツ)のサービス形態をミックスしたかたちの新たなコンビニです。
しかも普通のコンビニに比べて豊富な品揃えで、注文から30分以内で届くといい、またコロナ禍で外出を控えることが求められているというのも追い風になっており、わずか半年で数万人の顧客を獲得したというのもうなずけます。

考えてみれば、消費者の立場からすれば、その時々で以下のようにいろいろな買い物のパターンがあります。
・その日の安売り商品を目的に自宅からちょっと離れたスーパーにクルマで出かける
・ちょっと外出したい気分なので散歩がてら最寄りのコンビニまで歩いて買い物に行く
・雨が降っていたり、在宅勤務などで忙しい時にデリバリーサービスを注文する

こうした観点とは別に、特に歩くのがきつくなった高齢者にとってはコンビニやスーパー、あるいはレストランなどによるデリバリーサービスはとてもありがたいものです。
しかも短時間のうちに配達してくれれば更にありがたいです。
また、クルマのない高齢者が自分で買い物に出かけるとなると地域によってはバスの往復で何百円もかかるところもあります。
このように考えると、デジタルコンビニ「Quick Get」は都心のような住宅密集地の他に高齢者の多く住む過疎地などに展開してもそれなりの引き合いが期待出来そうです。
ということで、「Quick Get」が今後従来のコンビニなどとどのように競い合っていくのか目が離せません。
いずれにしても、消費者の立場からはその時々で一番利用したいサービスを提供してくれる業者があるということはとてもありがたいのです。

 
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