2021年02月08日
アイデアよもやま話 No.4873 画期的な“消化するシート”!

昨年10月20日(火)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で“消化するシート”について取り上げていたのでご紹介します。 

 

火災が発生すると消化してくれるシートがあります。

このシート、カリウムなど消火剤となる物質をシート状にしたものなのです。

炎で熱せられるなどして温度が300℃以上になると白い煙が発生します。

この煙が燃焼中の炎の酸素や水素と結びつくことで火を消します。

この商品を開発したヤマトプロテック株式会社 中央研究所の富山昇吾所長は次のようにおっしゃっています。

「消火器は誰かが(火を)見つけて、火のそばに行って消さなきゃいけない。」

「このシートはあらかじめ建築材とか壁とかそういったものに貼り付けておくだけで火が起きたら煙を出して自動的に消化する。」

 

この消火剤、もともとは天井に設置して使えるようにタブレット状のものを開発していました。

それを熱が早く伝わるように薄く伸ばして壁に貼れるシート状に加工したのです。

富山所長は次のようにおっしゃっています。

「(沖縄の)首里城の火災から1年になるんですが、ああいった文化財に水を直接かけるとダメにしてしまいますからね。」

「このシートから出る煙は建物、あるいは中にある宝物に対して非常に優しいと。」

 

このシートの商品名は「K/SMOKEパネル」で受注生産、そして価格は1屬△燭蠖万円ですが、今後広く導入されるようコストを下げる研究もしているそうです。

このシートにより一瞬で消化されるといいます。

またこのシートから出る煙は人体には全く影響ないといいます。

更にガソリンで引火した場合、消火器や水では消えず、燃え尽すまで消えないのですが、このシートでは一瞬で消えるといいます。

そして既存の壁紙の上に貼れるということです。

 

以上、番組の内容をご紹介してきました。

 

今回ご紹介した消化シートの特徴を以下にまとめてみました。

・自動で消化してくれる

消化シートを建築材や壁などに貼り付けておくだけで、温度が300℃以上になると白い煙が発生し、この煙が燃焼中の炎の酸素や水素と結びつくことで一瞬のうちに消化する

・消化シートから出る煙は建物、あるいは中にある宝物に対して非常に優しい

・ガソリンで引火した場合でも消化シートでは一瞬で消化出来る

・消化シートは既存の壁紙の上にも貼れる

・消化シートから出る煙は人体には全く影響ない

 

こうしてみると、いかに消化シートが消火剤として優れているかが分かります。

ただ問題はその価格です。

現在は1屬△燭蠖万円といいますから、一般家庭での普及は望めません。

現在コストを下げる研究もしているといいますが、是非一般家庭でも購入出来るような価格の商品を提供していただきたいと思います。

もし低価格化が実現すれば、国内外を問わず大量の受注が見込まれることは間違いありません。

更に、この消化シートが世界的に普及すれば、世の中から火災の発生が飛躍的に減少しますから社会的な貢献度合いもとても大きいのです。


 
TrackBackURL : ボットからトラックバックURLを保護しています