昨年10月12日(月)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で新型コロナウイルスの生存期間について取り上げていたのでご紹介します。
スマホの画面やガラス、紙幣などの表面で新型コロナウイルスが最長で28日間生存することがオーストラリアの政府系研究機関の調査で分かりました。
WHO(世界保健機関)が最長72時間生存するとしていた見解に比べてより長くウイルスが生きていることが示されました。
ただ実験はウイルスを死滅させる紫外線のない暗室で行われたということです。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
実験はウイルスを死滅させる紫外線のない暗室で行われたということですが、新型コロナウイルスが最長で28日間も生存するという調査結果は驚きです。
紙幣は普段財布の中に入れていますから、ほとんど紫外線を浴びることはないです。
またコンビニやスーパーなどで消費者から受け取る紙幣もすぐレジの中に入れてるのでほとんど紫外線を浴びることはありません。
なので新型コロナウイルスの感染者の触れた紙幣に付いているウイルスは生存し続けている可能性があります。
そしてその紙幣は不特定多数の人たちに次々と渡っていくのです。
こうした状況はウイルスの視点に立てば、まさに優れた生存戦略と言えます。
今、第3波の真っただ中で全国的に感染拡大が続いている中、紙幣に限らずドアノブやエレベーターのボタン、コピーマシン、パソコンなどどこで感染するか分からない状況です。
更に変異ウイルスの感染拡大の恐れがあります。
また感染症から回復した人たちが若い人も例外なくその後も長期間にわたり様々な後遺症に悩まされているケースがあると報じられています。
こうした中、あらためて思い出すのは、No.4674 ちょっと一休み その726 『新型コロナウイルスをペンキに例えたテレビ番組のご紹介』です。
今や、私たちはどこにいても触れたものから感染する可能性があると注意して行動する必要に迫られているのです。
そこで、感染対策として、アイデアよもやま話 No.4709 今気になる”タッチレスグッズ”!でご紹介した商品「ハイジーン
ハンド」などがあります。
また、最近エレベーターのボタンなどで抗ウイルス、抗菌シートをよく見かけるようになりましたが、ちょっと安心出来ます。
いずれにしても有効なワクチン接種が広まり、コロナ禍が収束するまで“新型コロナウイルス侮るべからず”です。
ですから、せめて外出は必要最低限に、そしてマスクの着用やこまめな手洗い、うがいなどの励行を心がけることがとても重要だと思います。
更に、コロナ禍による医療崩壊が進みつつある中、自分が新型コロナウイルスに感染し、医療機関で治療を受けたり入院することで新型コロナウイルスの感染以外の患者の受診機会を奪ってしまうということにつながるのです。
ですから、こうした影響も意識して一人一人がコロナ禍に向き合っていくことが求められるのです。