7月18日(土)付けネット記事(こちらを参照)で危険な中国産食品について取り上げていたのでその要旨をご紹介します。
・中国から輸入された生鮮ニンジンから残留農薬基準値を上回る農薬「トリアジメノール」が検出されたことを6月5日に厚労省が発表した
・同省が公表する「輸入食品等の食品衛生法違反事例」(2018年4月〜2020年6月)を見ると、肉や野菜など実に様々な中国産食品から危険な物質が検出されていることが分かる
・中国でも食の安全に対する意識が高まり、衛生管理やチェック体制も改善されつつある。それでも不安が拭えないのは、日本の検査体制の問題がある。
・中国産食品を積んだ貨物が日本に到着すると、全国の港湾や空港の検疫所に配置されている420人の食品衛生監視員が検疫を行なう
・食の安全に詳しいジャーナリストの小倉正行氏は「過去に違反事例のあった一部の例外を除き、大半の輸入食品は、無作為に一部を選んで検査する『モニタリング検査』が行なわれるのみである」と指摘する
・更に検査で「クロ」と判定されても、商品が市場に流通することがある。
・こうした現状に、スーパーや飲食店も苦慮している
・中国産食品がなければレストランやスーパーそのものが立ち行かなくなるという現実がある以上、食の中国依存がすぐに変わることは現実として難しいので、消費者も食の安全とリスクについて、知識と理解を深めていくしかない
以上、ネット記事の要旨をご紹介してきました。
私もその一人ですが、スーパーなどで買い物をする際、中国産と明記されていると、何となく買うのをためらってしまう方は少なからずいらっしゃると思います。
しかし、ファミレスや居酒屋などで食べる食材については、中国産であってもそうした表示はされていないので、そうしたことは考えない方が多いのではないかと思います。
しかし、こうした私たちの意識とは別に、私たちの食生活は食品衛生監視員による検疫をすり抜けた危険な食品を含めた中国産食品がなければ成り立たないという状況が現実なのです。
ここで考慮すべきは、こうした様々な危険な中国産食品を子どもの頃から長年にわたり食べ続けて健康上の問題が起きないのかということです。
もし、こうしたリスクが顕在化した場合、日本の国民全体に係わるとても由々しき事態になってしまいます。
そこで、中国産に限らず輸入食品についての健康リスク対応策として、以下のような案が考えられます。
・現状の検査体制で起こり得るリスクについて専門家による検討を早急に実施する
・同時に現状の健康リスクについて、動物によるサンプル検査を実施する
・こうした検討結果やサンプル検査に基づき、現状の検査体制を見直し、必要に応じて改善を図る
・こうした一連のサイクルプロセスを定期的に実施する
ということで、食の安全は国民の健康状態に直結するので、日本政府にはおろそかにしないようにお願いしたいと思います。