2020年11月22日
No.4806 ちょっと一休み その748 『自国に甘く日本に厳しい韓国の文在寅大統領!』

少し古い記事ですが、4月4日(土)付けネットニュース(こちらを参照)で英BBC報道によるベトナム戦争時の韓国軍の所業について取り上げていたので要約してご紹介します。

 

・英国の公共放送である英国放送協会(BBC)が3月にベトナム戦争当時の韓国兵による女性への性的暴行を特集で伝えたことが、日韓外交の関係者らの間で反響を呼んでいる。

・韓国政府は国連の場でも、旧日本軍のいわゆる慰安婦問題を再三取り上げてきたが、ベトナムでの自国兵の行為について謝罪はしていない。BBCは韓国の二重規範についても指摘している。

・ベトナム戦争時に韓国軍兵が現地の女性を性的に暴行するなどして生まれた混血児は、「ライダイハン」の蔑称で呼ばれ、ベトナムで差別を受けてきた。その数は定かでないが、5000〜3万人に上るとの説がある。

・ストロー元英外相が「国際大使」として関わる民間団体「ライダイハンのための正義」が、国連人権理事会による調査や韓国側の謝罪を求めていることも伝えた。

・さらに「韓国は、第二次世界大戦中に、何十万人もの韓国人女性が性奴隷として働かされたことをめぐり、謝罪をするよう何十年も日本に働きかけてきた」と指摘。「何十万」という数字や「性奴隷」といった表現には問題があるものの、日本に謝罪を求めながら、自らの問題には頬かむりする韓国の姿勢を浮かび上がらせた。

・韓国の文在寅(ムンジェイン)政権は、慰安婦問題をめぐる日韓合意を事実上白紙化。康京和(カンギョンファ)外相が3年連続で国連人権理事会で慰安婦に言及するなど問題を蒸し返してきたが、韓国軍によるベトナムでの広範な性暴力については認めていない。

 

以上、記事の要約をご紹介してきました。

 

一方、10月17日(土)付けネットニュース(こちらを参照)で同様のテーマを取り上げていたのでその一部をご紹介します。

 

・ベトナム戦争に派遣された韓国軍による民間人虐殺の際に生き残ったベトナム人女性、グエン・ティ・タンさん(60歳)が、韓国政府に損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が10月17日までにソウル中央地裁で開かれた。同政府は虐殺の立証が不十分などとして請求棄却を求めた。

・タンさんの代理人弁護士は閉廷後、報道陣に「韓国政府は南ベトナム解放民族戦線が韓国軍に変装していた可能性なども主張するようだが、理解できない」と批判した。 

 

以上、ネットニュースの一部をご紹介してきました。

 

なお、ベトナム戦争時に韓国軍兵が現地の女性を性的に暴行するなどして生まれた混血児「ライダイハン」の詳細についてはこちらを参照下さい。

 

ちなみに、この記事では以下のようにも記述されています。
・1965年から1972年にかけて韓国では「ベトナム行きのバスに乗り遅れるな」をスローガンに官民挙げてのベトナム特需に群がり三星、現代、韓進、大宇などの財閥が誕生した。
・戦争に関わった韓国軍人、技術者、建設者、用役軍納などの貿易外特需(7億4千万ドル)や軍事援助(1960年代後半の5年間で17億ドル)などによって、韓国は高度成長の足掛かりとする事が出来た。


古今東西、どのような戦争においても、相手国の国民の虐殺、女性への性暴力などは大なり小なり発生しているようです。

今回ご紹介ネットニュースからも分かるように韓国もその例外ではなさそうです。

 

そして、ここで指摘したいのは戦後、日本は韓国に対して、太平洋戦争中多大な被害を被らせたことに対して国として正式に謝意を示し、多大な賠償金や経済支援をこれまで行ってきました。

しかし、文在寅大統領はこれまでの両国の政権の取り決めを反故にして蒸し返し、日本に対して更なる賠償責任を求めています。

 

しかし一方で、その韓国もベトナム戦争時には韓国軍がベトナム人に対して大量虐殺や女性への性暴力を働いたことに対して、未だになんら国として正式に認めずにいるのです。

まさに、韓国の文在寅大統領は自国に甘く、他国、中でも日本に厳しい大統領と言えます。

 

韓国に限らず、歴史を捻じ曲げてでも“ポピュリズム(大衆迎合主義)”を悪用して政権を維持しようとするこうした国の指導者の考え方は、短期的には功を奏しても、長い目で見れば、国のあるべき姿からは遠く離れており、いずれ歴史上の適切な評価が下される時がくるはずです。

 

ということで、日本の指導者には文在寅大統領のこうした一連の行為を“他山の石”としていただきたいと思います。


 
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