8月12日(水)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で「TiKToK」による利用者情報の無断収集について取り上げていたのでご紹介します。
中国系の動画投稿アプリ、「TiKToK」がグーグルの基本ソフト、「アンドロイド」を搭載したスマホの識別番号を収集し、利用者の情報を追跡出来るようにしていたとウォールストリートジャーナルが8月11日に報じました。
少なくとも1年3ヵ月にわたり、利用者に無断で収集し、運営会社のバイトダンスに情報を送信していたと見られ、グーグルの規約に違反した可能性があります。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
番組を通して、中国系の動画投稿アプリに限らず、ゲームなど全ての中国系のアプリから不正に利用者の個人情報が抜き取られることが容易に想像されます。
ですから、中国系のアプリを利用する際には、アプリの運営会社に自分の個人情報が抜き取られることを覚悟しておく必要があります。
更には中国の法律上、その運営会社を通してそれらの情報は中国政府に渡ってしまうと考えるべきなのです。
なお、詳細は次回ブログでご紹介します。
そして、中国系アプリの利用者がしかるべき地位に着いたりするようになった際には、いつ自分が公に知られたくない個人情報を元に中国政府から脅迫されるようになるかもしれないのです。
更に、将来的には、あるいは既に実害が発生しているかもしれませんが、日本国内でもいつネット上に存在する個人情報を利用した金銭要求などの犯罪の被害者に自分もなってしまうかも知れないというのが現実なのです。
ということで、ネット上の個人情報の漏えいリスクは誰にでもあるという認識を常に持ち、ネットを賢く利用することが誰にも求められるのです。
特に政府の要人や大手企業の経営層の方などは要注意です。