8月6日(木)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で日本初の屋外で使える給湯器について取り上げていたのでご紹介します。
モリタ工業株式会社(埼玉県川口市)の工場では団地の給湯器や風呂釜を製造しています。
しかし、キャンプなどアウトドアブームを当て込んで新しく開発したのが屋外で使える給湯器です。
この給湯器、キャスターが付いているので持ち運びも簡単です。
使い方について、モリタ工業の室功二郎さんは次のようにおっしゃっています。
「シャワーを給湯器につなげると、庭先でペットを洗ったり、キャンプやサーフィンで温かいシャワーが浴びられます。」
「日本で初めて法律に適合を受けた移動式の給湯器になります。」
使うには水道の蛇口にホースをセット、給湯器の中にはカセットガスが2本と点火するための電池が入っていて、30分使い続けることが出来ます。
シャワーヘッドにあるスイッチは、入れると流れる水道の水圧でガスに点火する流水スイッチというものです。
押せばすぐにお湯が流れ出します。
温度調節も出来ます。
これまで製造していた給湯器を安全性に配慮しながらコンパクトにまとめ、屋外でも使えるようにしたことで、使い方の幅が広がりました。
おしゃれなデザインなので使わない時は部屋に置いても違和感がありません。
なお、この給湯器の商品名は「ERIF アウトドアガスボイラー」で価格は16万3350円(税込み)です。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
今回ご紹介した移動式給湯器の用途を以下にまとめてみました。
・庭先でのペット用の温かいシャワー
・キャンプやサーフィンなどアウトドアでの温かいシャワー
・災害時など緊急避難先での温かいシャワー
ということで、この移動式給湯器のキーワードは“移動式”、そして“温かい”ということになります。
ただネックは近くに水道の蛇口がなければ使えないこと、そして約16万円という価格です。
せめて5万円程度であれば、ある程度購入を検討する人も出てくるのではないかと思います。
一方、この価格でも緊急避難所での設置を検討する自治体はあると思われます。
更に、海外の難民収容施設などからの引き合いも期待出来そうです。
いずれにしても、私たちはお風呂には入ることは出来なくてもせめて温かいシャワーを浴びることによってリラックス出来るのです。