前々回、前回とコロナ禍における防犯カメラの新たなニーズ、そしてオンラインのみでの1兆円ビジネスについてお伝えしました。
こうした背景にはDX(デジタルトランスフォーメーション)、あるいはデジタル化という大きな流れがあります。
そこで今回はあらためてDXの本質について考えてみます。
DXへの取り組みが結果として生産性向上を促すことにつながります。
そうしたことから今やDXに関心が集まっていますが、AX、すなわちアクティビティトランスフォーメーション(私の造語)が進行中とも言えるのではないでしょうか。
AXは事業改革、あるいは業務改革、DXはその改革の手段という位置づけで、コロナ禍がAX、およびDXの推進の大きなきっかけとなっていると思うのです。
また、AXとDXはお互いに影響し合い、企業や自治体のみならず個人の暮らしも含めて社会全般に及び、SX(私の造語
社会変革 ソーシャルトランスフォーメーション)をもたらしつつあると思えてきました。
ちなみに、SXは“新しい生活様式”という分かり易いキーワードで今や日本人の間に定着しつつあると思います。
ということで、コロナ禍は日本にとって明治維新や終戦後ほどではないにしても、日本という国の今後のあり方を考えるうえで、とても大きなきっかけを与えてくれていると思うのです。