2020年10月10日
プロジェクト管理と日常生活 No.662 『米海軍、新型レーザー兵器の実験成功の意味するもの!』

5月23日(土)付けネット記事(こちらを参照)で米海軍による新型レーザー兵器の実験成功について取り上げていたのでその要旨についてご紹介します。 

 

・米海軍太平洋艦隊は5月22日、飛行中の航空機も破壊出来る高エネルギー性能の新たなレーザー兵器の実験を艦船が実施し、成功したとの声明を発表した

・この兵器システムの初めての実験とする画像や映像も公開、ドック型水陸両用輸送船「ポートランド」の甲板上にある兵器で空中の小型無人飛行機(ドローン)を無力化する様子などが収められた

・ 米海軍は、レーザー兵器は無人機や小型武装艦艇に対する防御で効果的で有り得るとも指摘した

 

以上、記事の要旨をご紹介してきました。

 

以前、プロジェクト管理と日常生活 No.501 『平和憲法下の日本が取るべき究極の戦争リスク対応策 その2 平和国家における究極の兵器とは・・・』で日本が取り入れるべき究極の兵器についてお伝えしましたが、実はこの兵器は今回ご紹介したレーザー兵器の延長線上に位置付けられます。

 

平和憲法国家、日本の基本的な軍事防衛方針は“専守防衛”です。

しかし、現実にミサイルが日本領土、中でも自衛隊の実働部隊のある箇所に落下してから反撃しようとしても後の祭りです。

そうした中、現在、日本に向けて他国から弾道ミサイルが発射された場合、これを迎撃するのは海上自衛隊のイージス艦や航空自衛隊のPAC-3です。

しかし、こうした兵器での対応はスピードに難があります。

一方、レーザー兵器は、光の速度(秒速約30万km)で攻撃対象にレーザーが届くので即応性が従来の兵器に比べて突出しています。

ですから、平和時に常に他国からの攻撃の有無を観測していれば、弾道ミサイルの発見時にレーザー兵器で対応すれば“専守防衛”のもとでも国の安全保障を維持出来ると思うのです。

 

とうことで、万一の戦争勃発時のミサイル攻撃のコンティンジェンシープランは平和国家、日本の究極の兵器、すなわちレーザー兵器と言えます。

ですから、防衛省には重点的にレーザー兵器の開発に取り組んでいただきたいと思います。

勿論、国際平和を維持するためには平和時の戦争勃発のリスク対応策、すなわち外交など様々な活動が重要であることは言うまでもありません。


 
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