2020年10月04日
No.4764 ちょっと一休み その741 『UFOの真実 その1 情報公開!』

未確認飛行物体、UFOについてはこれまで映画やテレビの特集番組などで何度となく取り上げられてきました。

そうした中、5月28日(木)放送の「コズミック フロント☆NEXT」(NHKBSプレミアム)で「U.F.O.の真実」をテーマに取り上げていました。

そこで3回にわたってご紹介します。

1回目は情報公開についてです。

 

2017年12月16日、アメリカ、ニューヨークタイムズ紙電子版が世界を揺るがす大スクープを発表しました。

海軍の戦闘機「F/-18(スーパーホーネット)」が撮影した3つの映像です。

これを発見した戦闘機パイロットが1件目の映像の中で発した肉声は次のように記録されています。

「ドローンだ!」

「群れで飛んでいる!」

「すごい!」

「風速60mの強風に逆らって飛んでいる。」

「おい、見ろ、回転しているぞ!」

「(聴取不能)じゃないよな?」

 

2件目の映像にも似た物体が映っています。

大きさは数十メートル、高度は約20万フィート(6000m)、速度はマッハ0.55です。

未確認飛行物体、UFOの正確な位置情報も示されています。

戦闘機のダッシュボードに映し出されたそのままの映像です。

一般市民が撮影し、SNSで拡散された動画とはわけが違います。

 

3件目にはパイロットがUFOに照準を合わせようとする様子まで記録されています。

 

海軍の戦闘機に搭載された前方監視機能を用いて撮影された正真正銘の映像であることを国防総省が認めています。

アメリカの報道では映像とともにUFO現象を調査する極秘機関の存在も暴かれました。

5年間で2200万ドル、日本円で20億円を超える公的資金が投入されていたのです。

2007年に立ち上げられたこの極秘調査の資金を秘密裏に調達したのは民主党の大物議員でした。

元アメリカ上院院内総務のハリー・リードさんは次のようにおっしゃっています。

「当時、上院議員のまとめ役を務めていた私は軍事予算を決める算出委員会のダニエル・イノウエ上院議員とテッド・スティーブンス上院議員にある話を持ちかけました。」

「二人はいわゆるブラックマネーという軍事関連の闇資金を管理していました。」

「決して表には出てこない機密費です。」

「議事堂内にある秘密の部屋で二人に会い、UFOにまつわる背景を説明した後、この不可解な事件を調査するために予算を付けてくれるよう要請したのです。」

 

アメリカ政府が機密費を使って国防総省内に立ち上げた「高度航空脅威特定プログラム」、AATIP(Adovanced Aerospace Threat Identification Program)です。

AATIPの元責任者、ルイス・エリゾンドさんはその存在理由について次のようにおっしゃっています。

「国家安全保障上の観点から調査が必要でした。」

「我々の性能をはるかに超えるUFOを明らかにする必要があったのです。」

 

現場の責任者が公の場でその存在を認めたことで極秘の調査機関は一気に注目されました。

更に2件目の映像を撮影した当のパイロットがメディアに登場しました。

証言するのは元海軍パイロットのデイビッド・フレイバーさんです。

2004年、UFOに遭遇した状況を克明に語ってくれました。

「その日は定期的な訓練飛行の予定でした。」

「ところが直前にキャンセルされ、代わりに西の海上に向かうよう指示されました。」

「サンディエゴの南西100マイルの海域です。」

「天候は快晴で海面は真っ青でした。」

「指示された現場に到着し、辺りを見回すと海面に白い波が立っていました。」

「そしてその上空に薬のカプセルのようなかたちをした12mほどの白い物体がホバリングしていました。」

「翼はありませんでした。」

「一緒に出動したもう一機と時計回りに旋回した後、その物体をより詳しく調べるため近くに降下していきました。」

「するとその物体が逆に上昇を始め、近づいて来たのでよく見えました。」

「私から見て2時の方角に迫った時、800mくらいの距離まで近づくと、その物体は急加速し、2秒ほどで南の方角に姿を消しました。」

「後で物理学者とお話ししましたが、そのような加速に人の体が絶えることは不可能だと言っていました。」

「私たちが目撃したのは地球のものではないと思います。」

 

UFOとの遭遇を公の場で証言し始めた軍の当事者たち、説明出来ない謎の現象に対する政府のスタンスが変わり始めたと指摘されています。

元アメリカ上院院内総務のハリー・リードさんは次のようにおっしゃっています。

「軍の上層部は現場のパイロットたちに不可解な現象を報告するよう求めています。」

「出世に差し支えるようなことはもうありません。」

「以前なら到底考えられないことです。」

 

実は70年以上前にもアメリカ軍がUFOを公に認めたことがありました。

1947年、ニューメキシコ州ロズウェルで起きた事件です。

当時、ラジオのニュースで次のように報じていました。

「7月8日のヘッドラインで空飛ぶ円盤を回収したと陸軍航空部隊が発表、ロズウェルの第509爆撃司令部の報告によると、郊外の牧場に墜落した残骸の一部を回収した模様。」

 

牧場に墜落したフライングソーサー、空飛ぶ円盤を回収したというプレスリリースを軍が出したのです。

しかし、そのわずか数時間後、物体を回収した部隊を統括する第8航空軍司令官がこのプレスリリースを訂正しました。

回収したのは機密扱いだった観測用気球だったとし、空飛ぶ円盤説を否定したのです。

その後、様々な憶測が流れましたが、軍の公式見解は変わることはありませんでした。

 

1952年、今度は首都、ワシントンで事件が起こります。

空港のレーダーに映る正体不明の光、ホワイトハウスや議事堂の上空に謎の光が多数飛んでいるのを空軍が確認したとされたのです。

事態を重く見た当時の政府と空軍はUFO現象の調査プロジェクトを立ち上げました。

ブルーブックと名付けられたこのプロジェクトはアメリカ国内のみならず、世界中のUFO目撃情報を集めて科学的に分析、結果は目撃情報の大半は天文現象や見間違いなど説明がつくものでした。

一方で、全く説明が出来ない正体不明の現象も2割近くありました。

しかし、いずれも安全保障上の脅威ではなく、科学的な研究にも値しないと結論付け、1969年、この調査プロジェクトは終了となりました。

その後40年近く正体不明の現象を政府が大規模に調査することはありませんでした。

 

未確認飛行物体、UFOは調査しないというアメリカの方針が実は密かに大転換していたことが今回のスクープで明らかとなったのです。

アメリカ・カリフォルニア州アーヴァイン、UFOを調査する軍の極秘機関に係った民間団体があります。

目撃情報を集めてUFOの調査研究を行う世界最大規模のNGO、相互UFOネットワーク、MUFON(Mutual UFO Network)、代表のジャン・ハーザンさんはMUFONが長年蓄積してきたデータがアメリカ政府を動かす原動力になったといいます。

ハーザンさんは次のようにおっしゃっています。

「私たちMUFONに蓄積された情報に基づいて議会は極秘調査の立ち上げを正当化しました。」

「そのAATIPが調査していたことが2017年の情報公開に結びついたのです。」

「AATIPの立ち上げから10年、報道をきっかけに情報公開が始まり、UFO現象が実態を伴うことがアメリカ市民にも理解されるようになったのです。」

 

MUFONに協力するUFO現象研究家、ポール・ハイネックさん、父は空軍が1950年代に立ち上げたUFO調査プロジェクト、ブルーブックの責任者でした。

今回の情報公開、ディスクロージャーはより包括的、かつ衝撃的な事実を公開するための地ならしなのではないかと考えています。

ハイネックさんは次のようにおっしゃっています。

「より確信的、かつ大規模な情報公開、いわゆるグランドディスクロージャーにつながると考えています。」

「衝撃的な情報を一気に公開して混乱を招く前に国民に心の準備をさせようとする政府の意図が感じられます。」

 

AATIPの元責任者、ルイス・エリゾンドさんも更に大きな情報公開の可能性があるといいます。

「今回の情報公開は始まりに過ぎません。」

「今後も一連のプロセスが続いていくのです。」

「国民の税金で集められた実態を伴う情報がまだ大量にあるのです。」

 

更なる情報を国防総省が把握しているというのは本当なのでしょうか。

アリゾナ州ノースラスベガスに拠点を置くビゲロー・エアロスペース社、膨張式の宇宙ステーションモジュールを手掛けるベンチャー企業です。

創業者のロバート・ビゲロー社長はUFO研究家としても知られています。

極秘の調査機関、AATIPの資金の一部はビゲロー・エアロスペース社に流れたとされています。

そのビゲロー社長がアメリカの3大ネットワークの報道特集番組に出演、衝撃的な発言をしました。

「(宇宙に進出すれば、他の知的生命体に遭遇すると思っているのかという問いに対して、)どこにも行く必要はいよ。」

「(地球上で見つかるのかという問いに対して、)そうさ。」

「(例えばどこでという問いに対して、)みんなの目と鼻の先にいる。」

 

地球外生命は本当に地球に来ているのでしょうか。

AATIPの元責任者、エリゾンドさんは次のようにおっしゃっています。

「(何らかの知的生命体が地球に来ていると考えているかという問いに対して、)はっきり申し上げられることは、これらの飛行物体がアメリカや他の国々が保有している軍事能力をはるかに超えるものであることが分かったということです。」

「科学的調査と分析を通した事実です。」

「(ということは答えはイエスなのかという問いに対して、)政府を代表して話すことは出来ませんが、個人的には人類が宇宙で唯一の知的生命体ではないと信じています。」

 

また、元アメリカ上院院内総務のリードさんは次のようにおっしゃっています。

「新たな情報が毎月のように公表されています。」

「パイロットの目撃報告など疑いようのない外部報告です。」

「これまで軍が沈黙を守ってきたのは、それがいったい何なのか理解出来なかったからです。」

「いたずらに国民を混乱させるくらいなら無かったことにした方が良いという考えでした。」

「しかし、説明不能な現象が次から次へと出てくるので無視し切れなくなったのです。」

「今、当事者は声を上げるようになりました。」

 

人類を超越する技術を持つ何者かが既に地球に訪れている、それは果たして事実なのでしょうか。

新たな事実が公開される日は本当に訪れるのでしょうか。

 

以上、番組の内容の一部をご紹介してきました。

 

これまでUFO、あるいは地球外生命体は現実に存在するのかどうかという議論はいろいろと専門家の間でも議論されてきました。

しかし、この番組を通して、UFOも地球外生命体もかなりの確率で存在していそうだということが明らかになりました。

というのは、アメリカの国防総省が信憑性のある情報を公開してきたからです。

しかも、実際に地球上の米軍施設のどこかに保管されているというのです。

 

ということで、アメリカの国防総省は今後もUFO関連の情報を公開していくといいますから、実際のUFO、あるいは地球外生命体の一部だけでも公開される日を待ちたいと思います。


 
TrackBackURL : ボットからトラックバックURLを保護しています