5月20日(水)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)でコロナショック下でのリアルによるネットへの逆襲について取り上げていたのでご紹介します。
新型コロナウイルスの影響でニーズが変化してきています。
そうした中、解説キャスターで日本経済新聞 編集委員の滝田 洋一さんは次のようにおっしゃっています。
「(何に特に注目しているかというと、)アメリカの小売り大手のネット通販、これ面白いですね。」
「ウォルマート(のネット通販売上高が2−4月期決算で前年同期比)74%増ですけど、今日(5月20日)発表されたターゲット(売り上げ目標)は141%増です。」
「“巣ごもり消費”を捉えて完全にアマゾンを猛追しているのですね。」
「リアルからネットに対する逆襲が起きている。」
「面白いですよ。」
「(その変化は日本にも当てはまるかという問いに対して、)当てはまります。)」
「もう自覚的に巣ごもりウォッチ出来るかどうか、スーパー大手に注目。」
以上、番組の内容をご紹介してきました。
コロナ禍による「3密」回避の必要性から、“巣ごもり消費”や在宅勤務が“新しい生活様式”の中心となり、アマゾンをはじめとするネット通販、および宅配ビジネスなどの売り上げが増加しています。
一方で、食品や日用必需品を扱うスーパーやコンビニは別として、対面販売を前提とするデパートやファッション業界などは大打撃を受けています。
そうした中、アメリカのウォルマートはネット通販に大きく舵を切って完全にアマゾンを猛追しているというのです。
また、テレビ会議システムなどを通して販売員によるオンライン上での対面販売に取り組めば、既存のネット通販に比べてきめ細かい対応が出来ます。
まさに“リアルによるネットへの逆襲”です。
ということで、日本のデパートなどにおいても果断に“ネットへの逆襲”にチャレンジして新たな販路の開拓に取り組んでいただきたいと思います。
こうした取り組みが一定の成果に結び付けば、新型コロナウイルス終息後も消費者にとっては新たな購買手段として選択肢が増えることになるのです。