5月18日(月)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で「コロナ探知犬」の実験開始について取り上げていたのでご紹介します。
臭いで感染した人を識別出来るようになるかも知れません。
イギリス政府は特別な訓練を受けた犬が人間の体内に潜む新型コロナウイルスを症状が出る前に探知する実験を始めると明らかにしました。
呼吸器系の疾病は体臭を変質させることが知られていて、まずは臭いのサンプルを嗅ぎ分けられるのか調べるといいます。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
なお、6月1日(月)付けネットニュース(こちらを参照)によれば、犬はこれまでも人間よりはるかに優れた嗅覚を生かし、がんなどの早期発見に貢献してきたといいます。
呼吸器系の疾病は体臭を変質させることが知られているということですが、こうした事実をもとに嗅覚の鋭い犬を使って、イギリスが新型コロナウイルスの感染症状が出る前に探知する実験を始めるというのは新型コロナウイルスの感染者の識別検査の一つの可能性としてとても意味があると思います。
しかし、こうした探知犬の訓練にはいかに大量に、かつ短期間に完了させるかといった課題があります。
そこで、思いつくのは犬の嗅覚能力、あるいはそれ以上の嗅覚力を持ったセンサーの開発です。
もし、こうしたセンサーを開発出来れば、今回の新型コロナウイルスだけでなく、様々な呼吸器系の疾病に対して感染症状が出る前に探知することが出来る可能性が出てきます。
しかもセンサーによる臭いだけの検査であれば、大量の検査が同時並行に可能になるだけでなく、検査結果もすぐに判明出来ます。
ということで、世界中の臭いセンサー関連の研究者には、是非すぐにでもこうした研究に取りかかっていただきたいと思います。
もし、こうしたセンサー検査が実現出来れば、PCR検査などとは次元の異なる画期的なものとなり、文字通り検査革命をもたらすと大いに期待したいと思います。