以前、アイデアよもやま話 No.3260 風船で宇宙撮影!で、風船にカメラをつけて上空30kmまで飛ばし、宇宙撮影に成功したとお伝えしました。
そうした中、たまたまネット記事でこの発明者、岩谷圭介さんが新たに気球による宇宙遊覧の実用化を目指していると報じていたのでご紹介します。
岩谷さんは現在、宇宙バルーンの研究開発を専業とする株式会社岩谷技研を立ち上げており、内閣府主催の宇宙を活用したビジネスアイデアコンテスト、「宇宙ビジネスアイデアコンテスト2019」(「S−Booster
2019」詳細はこちらを参照)に応募し、「風船宇宙旅行プロジェクト」が審査員特別賞を受賞しました。(詳細はこちらを参照)
このプロジェクトは有人気球を高度2万5000mで飛行させ、宇宙遊覧を楽しむ宇宙旅行を提案しており、なんと来年には一人100万円での事業化を目指しているというのです。
なお、岩谷技研ではこれまで100回以上の打ち上げ実績があり、安全性が高く、魚を乗せて高度2万5000mの飛行に成功しています。
以上、ネット記事の一部をご紹介してきました。
これまで何度となくご紹介して来た空中ドローン、および前回ご紹介した海中ドローンと、空と海でのドローンについてお伝えしましたが、宇宙においても今回ご紹介した気球による宇宙遊覧だけでなく宇宙エレベーター(参照:アイデアよもやま話 No.4204 宇宙エレベーター開発の近況!)の研究も進められています。
気球による宇宙遊覧よりも宇宙エレベーターの方がより安心感がありますし、より多くの乗客が楽しめます。
しかし、残念ながら宇宙エレベーターの実用化は2050年を目指しているといいますからまだかなり先のことになります。
ところが、気球による宇宙遊覧は来年には一人100万円で楽しむことが出来るようになるかも知れないというのです。
一人100万円とはかなり高額ですが、それでも一生に一度は宇宙から地球を眺めてみたいというのは多くの人たち共通の大きな夢だと思います。
しかも気球での遊覧ですから、ロケットに搭乗するのに比べれば安心感もあります。
とは言うものの、もし気球が割れてしまったらどうなるのかといったような不安感もあります。
いずれにしても、実際に気球による宇宙遊覧サービスの予約が開始されれば世界中から多くの人たちが殺到することは間違いないと思います。
勿論、私も他のことを節約してでも予約して宇宙遊覧を体験してみたいと強く願っております。