3月27日(金)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で両面で焼く”焼き鳥”について取り上げていたのでご紹介します。
倖生工業株式会社(千葉県千葉市中央区)で開発した、”焼き鳥”を両面で焼く機器について、製造部の陶山
由木夫部長は次のようにおっしゃっています。
「(普通、焼き鳥を焼くと、煙が立ち上りますが、)縦に焼くことによって、表と裏を同時に焼くので、早く焼けるし、煙もなく焼けるし、美味しく焼けるという、新しい焼き器なんですよ。」
焼き方は簡単です。
かごの穴に串の先端を差し込み、上の串の部分には筒をかぶせ、後は焼き台にかごを入れるだけです。
両面から焼き鳥をしっかり焼くので、焼き時間はたったの3分です。
しかも筒があるので串も焦げず、火に油が当たらないので煙も出ません。
こうして、焼いている間何もしないので、焼き鳥の素人でも上手に焼くことが出来ます。
この機器を使って焼くとどれほど楽か、従来の横焼きとの比較をしてみると、焼いている間の手間と時間の差は明らかです。
焼き時間の速さですが、1時間に400本焼けるといいます。
これまでお店ですと、焼き鳥を焼くのに一人の人が付きっ切りで焼いていましたが、この機器だとセットして、焼いている間に飲み物の用意など、他の作業をすることが出来ます。
外食業界の人手不足にも役立つ、立てて焼く焼き鳥器、商品名は「焼鳥 立て焼きカゴセット」で価格は41万7000円(税別)からです。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
これまで焼き鳥と言えば、煙を濛々とさせる中、手拭いで汗をぬぐいながらうちわをパタパタさせて焼くというのが風物詩でした。
そうした中、今回ご紹介した焼き鳥器は、焼き鳥の串を縦にして焼くことにより、焼き時間を短くし、しかも焼いている間人手を介さないで済むというのですから、まさに“コロンブスの卵”的なアイデアです。
ただ、気になるのは税込み約46万円という価格の高さです。
しかし、人手不足の中、ほぼ専任で焼き鳥を焼く人を置いているお店からの引き合いはかなり期待出来ると思います。