アイデアよもやま話 No.4654 今こそ必要とされる”抗ウイルスシート”!でアキレス株式会社で開発された”抗ウイルスシート”についてご紹介しましたが、これにヒントを得て、新型コロナウイルス感染のリスク対応策としてこの類のアイデアを思いついきました。
そこで、今回はそのいくつかをご紹介します。
まず、”抗ウイルスシート”ではなく、私たちが日常手に取って使用するあらゆるモノに銅の粒子のような“抗菌”効果のある粒子を混ぜ込めば、少なくとも私たちが手にするモノからのウイルス感染を防ぐことが出来るようになります。
また、こうした方法とは逆に、ハンドクリームに“抗菌”効果のある粒子を混ぜ込む方法も考えられます。
では、「3密」(密閉・密集・密接)によるウイルス感染防止ですが、この方法のヒントは空気清浄機にあります。
今でも密閉された空間である電車内、映画館や劇場、ライブハウス、あるいは大型イベント施設などには換気装置が取り付けられていますが、こうした装置から出される空気に“抗菌”効果のある粒子を混ぜ込めば、少なくとも「3密」のうち“密閉・密集”には効果が期待出来ます。
もし、実際にこのような効果のある装置が開発されて、こうした施設に全て設置が義務付けられれば、安心してどこにでも出かけられるようになります。
勿論、家庭内においてもエアコンに同様の機能が加えられれば、家族間での感染する可能性を軽減出来ると期待出来ます。
このように思っていたところ、先日ランチで利用したファミレスの「バーミアン」では、店内に「空間除菌装置」が取り付けられていました。
では最後に残された「3密」の一つ、“密接“ですが、マスクの着用は今や習慣化されているように見えます。
外出しても、「3密」に関係なく多くの人たちがマスクをしており、たまにマスクをしないでいると、他人の目が気になってしまうほどです。
また、既にスーパーやレストランなどでは以下のような対策が実施されています。
・従業員によるマスクやフェイスシールドの着用
・飛沫防止パネル(ガード)の設置
・非接触型支払い決済
・ソーシャルディスタンスを保ったレジ列や座席の配置
こうした状況で最近気になるのは、会話をしていてマスクに隠れて相手の顔の表情が分かりにくいことです。
また、“密接“のリスク対応策は従来のコミュニケーションと比べて心理的な距離を遠ざける副作用を感じてしまいます。
こうしたことから、やはり究極の新型コロナウイルスのリスク対応策は早期のワクチン接種、そして感染後の対応策、すなわちコンティンジェンシープランは治療薬ということになります。
新型コロナウイルスのように、ウイルスは今後とも進化し、人類にパンデミックの脅威をもたらし、日々の暮らし、人命、および経済的に多大な被害をもたらします。
ですから、ウイルス対策は人類共通の永遠の課題と言えます。
こうしたことから、世界各国の研究・開発機関は情報共有などあらゆる面で一致協力してワクチン、および治療薬の早期開発に取り組んでいただきたいと思います。
しかし、残念ながら、ワクチンや治療薬については開発期間にかなりの期間を要します。
ですから、やはり今のところ新型コロナウイルス対策として当面はワクチンや治療薬以外の対応策で乗り切るしかないのです。