2月17日(月)付けネットニュース(こちらを参照)でユーチューバーに次ぐ新たな職業、ライバーについて取り上げていたのでご紹介します。
働き方が多様化している昨今、「ライバー」という職業が誕生しています。
多くのフォロワー数を持ち、月間30万〜1億円以上稼ぐインフルエンサー(参照:アイデアよもやま話 No.4567 アリババの「独身の日」セールにみる、現在の商業ビジネス成功のカギ! )がいるにもかかわらず、ライバーは国内ではまだまだその働き方が一般に知られていません。
日々「ライバーという働き方を広める」ことを目標に活動している、ライブ配信アプリ「17 Live」(イチナナライブ、略して「イチナナ」)でフォロワー数20万人超の人気ライバー、つるちゃんは次のようにおっしゃっています。
(ライバーとはどのような職業かについて)
「ライバーとは、台湾発のライブ配信アプリ「17 Live」でライブ配信を行う人たちのことです。リスナーと雑談したり、歌ったり演奏をしたり、ゲーム実況をするなど配信内容は人によってさまざまです。常にリアルタイム配信で動画のアーカイブ機能もないので、ライバーたちはその時に来てくれたリスナーをどう楽しませられるか?
盛り上げられるか? を考えながら、そのつど配信時間内でパフォーマンスをしていく感じですね。」
(「17 Live」の特徴について)
「大きく言うと2つあると思います。ひとつは『ギフト(投げ銭)』が飛ぶシステムがあること。最近ユーチューブでも投げ銭が出来るようになったみたいですが、「17
Live」ではその比重が大きいんです。それぞれのライバーが掲げる目標を応援したいとリスナーが思ってくれたときにギフトをもらえるんですが、それがそのままライバーの収入になり活動資金になります。」
「もうひとつは、アプリ内で参加する様々な『イベント』があることです。例えば歌手を目指しているライバーさんなら、5位以内に入ったらステージで歌う機会が得られるというイベントに参加するなどできます。それぞれのイベントで上位にランクインするためには、リスナーさんに何でこのイベントで勝ちたいのか?
という理由や熱意をしっかり伝えて応援してもらう必要があります」
(リスナーはただ視聴するというスタイルの有無について)
「そうですね、いただいたコメントに返すかたちでリアルタイムで会話したり、投げ銭で目標を応援してもらったり、密なコミュニケーションを取っているので視聴いただくという感じではないです。よく見に来てくれる常連のリスナーさんの名前は全部覚えてますし、距離感的には仲良しのご近所さんって感じかなあと。実際にはいないんだけど、すぐ隣にいるような雰囲気があって、特にイベントが終わる前の残り5分とかは他のライバーに負けないように一致団結してくれるので、ものすごい一体感があるんです。」
(つるちゃんがライバーになったきっかけについて)
「出身地・福岡で専門学校生だった頃に、バラエティ番組で『イチナナ』の存在を知った友だちが何故だか『つる、やってみれば?』と勧めてくれたんです。今でこそ配信で歌うなどもしてますが、当時は友だちの前で歌ったこともなかったので、なんで勧めてくれたのか謎なのですが(笑)。それをきっかけに興味が湧いて、はじめはリスナーとして、同世代くらいのライバーさんの配信を見はじめました。実際に見るまでは私もインスタライブのようなイメージを持っていたのですが、いざ見てみると『こんなに本格的にリスナーを沸かせられるなんてすごい!
ライブ会場みたいだ』と、どんどん『イチナナ』ならではの雰囲気に引き込まれていって」
(最初は副業だったライブ配信)
「それまでの人生でステージで表彰されたことなんて一度もなかったんですが、どこかでそういうことへの憧れもあって、イベントで勝てば色んな機会が得られるライバーという働き方に興味を持ちました。当時は国家試験の受験前で進路も決まっていたので最初は趣味のつもりだったんですが、いざはじめてみたら配信が楽しくてしょうがなくて。就職してからも、朝の配信をみんな待ってるから起きなきゃ!と朝目覚める良いスイッチになったり、夜に配信を行うのが1日の終わりの楽しみにするようになっていきました。」
「ライブ配信は24時間いつでもどこでもできるので、私みたいに副業で始めることもできます。実際、副業で配信している方も少なくありません。ただ配信をきっかけに、月に1度東京に呼んでいただく機会なども生まれたことから配信1本で真剣にやりたいという気持ちが大きくなっていったんです。それで新卒で入った会社を辞めて上京したのが2019年の2月ですね。」
(ライバーのやりがいについて)
「リスナーからのコメントにはやっぱりやりがいを感じます。疲れてたけど癒されたとか、毎日楽しい配信をありがとうとか。実際、本当にありがたいことに、リスナーのみんなが、コメントやギフトで日々の配信やイベント参加を応援してくれたことで、台湾の表彰台で世界イベントの中で勝ち抜いてきたライバーの1人として表彰されましたし、広告に出て発信したりする機会もいただけましたので。友だちが勧めてくれたときに、自信がないからやめとこうじゃなくて、とりあえず出来ることで始めようとやってみて良かったなと本当に思いますし、その活動を喜んでくれる人たちがいることが、日々嬉しいし楽しいです。」
「あと、毎日試行錯誤ができることもやりがいのひとつです。こうしたらもっと楽しんでもらえるんじゃ?
盛り上がるんじゃ? と思いついたことを毎日のライブ配信で即実行してみて、リスナーの反応が良いと、よしっ! と思いますね。逆に反応が悪いと翌日からは封印なんですが・・・」
(ライバーの厳しさについて)
「わたしの配信は会話がメインなので、メンタル状況がそのまま出てしまうことです。リスナーのみんなは楽しみに来てくれているので常に元気でいてほしいと思うんですが、ほぼ毎日配信しているので、落ち込んでるときは、それが配信に出ちゃうんですよね。そこはやっぱりリスナーにも分かっちゃうみたいで、自分が楽しんでいるときは、ギフト数もイベントに必要なスコア数も自然と伸びるので、日々のセルフ管理が重要だなとは思います」
(ライバーに向いている人や、ライバーになるのを勧めたい人について)
「「17 Live」はリアルタイムのコミュニケーションがメインなので、コミュニケーションが好きな方には向いていると思います。また何か届けたいものがある方にも、ライバーという職業はオススメです。例えば歌を届けたいなら、配信だけでも即リスナーに届けることが出来るし、もっと多くの人に聞いてほしいとか、ステージで歌いたいということなら、リスナーにその想いを伝えて、その目標に近づくイベントに参加することもできます。わたしの仲良くさせていただいているライバーさんに、地元福岡のラーメン屋の店長さんがいるのですが、その人はお店をPRするためにライブ配信を始めてました。」
(なぜ、ライバーという働き方を広めたいと考えているのかについて)
「ひとつは、初対面の人に、自己紹介をしても『ライバー? えっ、何?』となってしまうからですね。そのつどアプリの説明からはじめないといけないし、『ライバーに集中したいから上京したい』と親を説得するときも、かなり苦労しました。例えばユーチューバーなら、そんなに見ない人でも、どういう職業なのか大体分かるくらいに世の中に浸透していますよね。ライバーも同じくらい浸透できたなら、今よりも最初から親や身近な人に理解してもらいやすくなって、応援もしてもらえるようになるんじゃないかと思うんです。」
「もうひとつは、自分がライバーになってさまざまな機会をいただけている今が本当に楽しいからです。「17
Live」は目標を叶える場ではあるんですが、そもそもの目標ややりがいを見つけられる場のひとつでもあることを身を持って知ったからこそ『何をしたいかは分からないけど、何かやってみたい』と悩んでる人にも、興味があるなら一度やってみてほしい。日本ではスタートしたばかりの比較的新しいサービスなんで、「17
Live」を始めるなら今がチャンスですよ〜! 良ければ、まずは「17 Live」アプリのダウンロードをしてわたしの配信を見てください。」
以上、ネット記事の一部をご紹介してきました。
この記事を通して、まず感じたことは「17 Live」は「ユーチューブ」の進化版ではないかということです。
というのは、「ユーチューブ」はあくまでも既にアップされた動画を不特定多数の人たちが観るというサービスですが、「17
Live」ではライブ配信が24時間いつでもどこからでも出来るからです。
ですから、「17 Live」は「ユーチューブ」にはない臨場感があります。
しかも、相互コミュニケ―ションが出来ますから、リスナーのライバーに対する親近感は「ユーチューブ」に比べてとても大きくなります。
またライブであるがゆえに、いろいろなハプニングも期待出来ます。
こうしたことから、「17 Live」は「ユーチューブ」にはないいろいろな魅力があるのです。
また、何かを目指そうとして人たちにとっては、“路上ライブ”感覚で、リスナーの反応を見ながらいろいろと試行錯誤が出来ますので、度胸もつくし、いい経験の場ともなります。
ということで、「17 Live」は国内ではまだスタートしたばかりといいますが、今後の普及が期待出来そうです。
そして、「17 Live」を通じて新たなエンターテイナーなど有名人が誕生してくると思われます。