2020年04月30日
アイデアよもやま話 No.4630 ”6G”でどこが変わる?

以前、アイデアよもやま話 No.4408 ”5G”でどこが変わる?で第5世代移動通信システム、5Gについてお伝えしましたが、いよいよ各携帯電話会社から5G対応機種が先月末から発売され始めました。

そうした中、5G対応機種が出始めたばかりでちょっと気が早いですが、5Gの次の6Gに関する昨年7月11日付けネット記事(こちらを参照)を見つけたので以下にその一部をご紹介します。

 

イギリスの携帯電話会社Vodafone UK(ボーダフォン)のCTO(最高技術責任者:Chief Technology Officer)であるScott Petty(スコット・ペティ)氏は、「5Gは数年後にはネットワークに接続されている『モノ』の数を処理出来なくなる」と述べている。

 

なぜなら今後登場するさまざまな分野のIoT製品によって、IoTがより一層複雑になったり、データ需要が大幅に増加したりとネットワークへの負担が増大する可能性があるからだ。そのため、早急に6G実現に向けて動き始める必要があり、世界中の研究機関やネットワークベンダー(IT関連製品の販売業者)が6Gを実現させるための技術開発に挑んでいる。

 

6Gでは、現状と比べて通信容量が拡大し通信も高速化。通信に必要なモジュール(構成要素)があらゆるものに溶け込むため、人々がバックグラウンドでの通信を意識することなく情報処理が行われるようになると考えられる。

 

6Gは、このようなコミュニケーションツールだけではなく、リアルタイムオンラインゲームにも活用されるだろう。高解像度の3D映像をリアルタイムで送信することで、SF映画のようにネット上のもう一つの仮想世界を体験出来るのだ。今後16Kに代表される高解像度の映像が、触覚情報とともに高速低遅延で通信することが可能になると、例えば、医療分野では、遠隔治療・診察等への活用など、6G活用の可能性が広がり、様々な用途が生まれてくるのではないだろうか。

 

(6Gの実現に向けた課題)

まずは、5G以上の大容量かつ超低遅延通信、高接続密度が求められる。直近ではNTTが世界で初めて、無線による毎秒100ギガビットデータ伝送実験を成功させた。

 

6Gは、2030年以降の商用利用が予定されているが、今からその高速・低遅延・高接続密度が期待されている。6Gの社会では、人々がバックグラウンドでの通信を意識することのない、まるで通信技術が社会に溶け込んでいるかのような世界が待っているだろう。5Gが活用されつつある現代において、現状の課題を把握しながら、6Gの実現に向けても期待していきたい。

 

以上、ネット記事の一部をご紹介してきました。

 

次に1月24日(金)放送の「あさチャン!」(TBSテレビ)で5G、および6Gの最新状況について取り上げていたので、6Gの活用事例に焦点を当ててご紹介します。

 

ITジャーナリストの三上 洋さんによると、離島、東京間で遠隔診療(オンライン治療)が可能になるといいます。

東京で医者が患者さんの立体映像を触診出来るようになるのです。

具体的には、離島にいる患者さんの前にロボットがいます。

ロボットには沢山のセンサーが付いていて、医者の前の画像と連動して触診が出来るというのです。

これによって、体温や鼓動などの五感が医者の手に伝わって診療が出来るようになるかもしれないのです。

 

“6G”は沢山の可能性を秘めていますが、課題も多いといいます。

 

以上、番組の内容の一部をご紹介してきました。

 

ボーダフォンのCTO、スコットさんが指摘しているように、本格的なIoT時代を迎えると、5Gでは数年後にはネットワークに接続されている『モノ』の数を処理出来なくなるといいます。

ですから、こうした課題に応えるうえで6Gの登場が求められるのです。

 

一方、こうした通信速度の高速化に伴い、より進化した遠隔治療(オンライン治療)やオンラインゲームなど様々な応用分野を求めていくと、併せて高解像度の映像、すなわち16Kやより高度なAI、ロボット、IoT、あるいはセンサーと言った技術も必要になります。

 

こうした技術の組み合わせ、すなわち仮想技術が早ければ数年後には本格的に花開こうとしているのです。(参照:No.4224 ちょっと一休み その681 『仮想技術が新たな産業革命をもたらす!?』

まさに新たな産業革命の到来です。

私たちは時間や距離の束縛から解放されようとしているのです。

 

今、私たち人類は新型コロナウイルスのパンデミック状態にあり、大変な苦境に立たされています。

そして、PCR検査など感染者の治療に伴い、医師や看護師などの感染も後を絶たない状況です。

こうした状況への対応策として遠隔治療はとても効果的です。

そして、こうした新型コロナウイルスのような新しいウイルスの誕生による人類の脅威は今後とも続くことは間違いありません。

ですから、医療技術だけの観点からも仮想技術の進化は人類の存続にとってとても重要なのです。


 
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