これまで発電を巡っては様々な発電装置についてご紹介してきました。
そうした中、昨年12月29日(日)放送の「未来の起源」(TBSテレビ)で環境電波発電について取り上げていたのでご紹介します。
首都大学東京システムデザイン研究科の山下 晋平さんは環境電波発電を目指したデバイスの研究開発を行っています。
環境電波は非常に微弱な電力であるため、山下さんは高感度なダイオードが必要だとし、電波を電力に変える整流ダイオードを使用したアンテナを開発しました。
山下さんの開発したアンテナは微弱な電波を電力に変えることに成功し、目に見えない身近な電波を電力として有効活用出来ると期待されています。
山下さんはその原動力について、次のようにおっしゃっています。
「ディスカッションを通して刺激され、研究の結果が出ることがモチベーションに繋がっています。」
以上、番組の内容をご紹介してきました。
既に太陽光発電については、ソーラーウォッチなどいろいろなモノに活用されています。
しかし、この発電システムは暗い場所では機能しません。
一方、今回ご紹介した環境電波は今やどこにいてもほとんどの場所に存在しています。
ですから、太陽光発電よりもより広範囲で活用することが出来ると期待されます。
しかし、肝心の発電量や発電装置の大きさ、あるいはコストについて、番組からは分かりません。
ですから、山下さんの研究が今後どのような成果を得るのか、見守るしかありません。