昨年9月4日(水)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で上場企業×ユーチューバーによる動画制作について取り上げていたのでご紹介します。
株式会社Zeppy(2019年6月設立)の井村 俊哉社長たちはユーチューブでZeppy投資チャンネルを運営しています。
井村社長たちの訪問先で待っていたのは東証一部に上場するアステリア株式会社の平野 洋一郎社長です。
井村社長たちはアステリア社内の一室でテーブルや三脚にスマホやマイクをセットします。
井村社長たちが手掛けるのはIR、すなわち投資家に向けた広報の動画です。
ユーチューバーによる制作は異例のことです。
アステリアは自社の製品が分かりずらいという悩みを抱えます。
平野社長は次のようにおっしゃっています。
「企業向けで情報システム部門の人が使う人なので、実際に見えるところにないんですよ。」
更に平野社長はエレキギターを弾いてクイーンの曲を歌い出しました。
この狙いについて、井村社長は次のようにおっしゃっています。
「普通の決算資料やIR資料で見れないような側面も、投資家としては投資判断に寄与するものかなと思っているので。」
「今日、エピソードで出て来たのが(ギターは)英国の子会社の社長さんがプレゼントしてくれた。」
「子会社の状況とか、海外の子会社って中々分かりずらいので、きちんとつながっているんだっていうところが(分かった)。」
「上場会社とかの投資をいろいろしていると、こんなに日本にもいい会社、頑張っている会社があるのに全然気づかれてないなみたいなことにちょっと憤りを感じるようなところもあったりするので・・・」
制作したIR動画は9月10日(2019年)にも「Zeppy投資チャンネル」で公開される予定です。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
なお、ネットニュース(こちらを参照)によると、Zeppyは投資や経済に特化した日本初のYouTuberプロダクションです。
昨年9月末にYouTubeチャンネル「Zeppy投資ちゃんねる」を立ち上げ、スタートから約2ヵ月間でチャンネル登録者数17,000名を獲得し、現在までに60番組を制作し総再生回数は60万回を超えるなど国内有数の株式投資系YouTubeチャンネルとして急拡大を続けています。
また、Zeppyには投資分野で発言力のあるYouTuberや経済評論家が10名超所属し、専門的な見地による動画コンテンツが若年層にとどまらず50代前後までの中堅層からの支持も得ていることが特長です。
以上、ネットニュースの一部をご紹介してきました。
今やユーチューブは私たちにとって動画を通した情報共有のインフラ的な中心的存在になっています。
また動画による情報発信なので、“百聞は一見に如かず”と言われるように文字だけの情報に比べて説得力があります。
そうした中、今回ご紹介したZeppyによるユーチューブを通した企業関連情報の配信の取り組みはこれまでの企業の紹介方法に比べて、一歩突っ込んだ親しみを感じさせるような、あるいはこれまでにないような視点からの情報提供だと思います。
ですから、Zeppyには客観的な立場で正確な情報をベースにリアルな企業の活動状況を提供していただきたいと思います。
さて、人気ユーチューバーの中には億単位のお金を稼ぐ人たちが誕生しています。
ですから、Zeppyのこうしたビジネスも短期間のうちに億単位の売上につながるのではないかと見込まれます。