2020年01月04日
プロジェクト管理と日常生活 No.622 『瞳に映った景色で住所を特定!』

昨年10月8日(火)放送の「ニュース7」(NHK総合テレビ)で瞳に映った景色で住所を特定出来ると報じていたのでご紹介します。

 

SNSに画像を投稿する際は注意が必要です。

アイドル活動する女性が帰宅したところを襲ったとして起訴された男性の被告(26歳)、SNSに投稿された女性の顔写真の瞳に移る景色を手掛かりに、住んでいる場所を特定したと供述していることが捜査関係者への取材で分かりました。

グーグルマップのストリートビューという機能を使って特徴が似ている駅を見つけ出し、駅で待ち伏せしてマンションを特定、カーテンの位置や窓の光の差し方などから部屋の位置まで把握していたということです。

 

以上、番組の内容をご紹介してきました。

 

今や、若い人たちを中心に“インスタ映え”という言葉が生まれたくらい、景色だけでなく顔写真のSNSへの投稿が盛んです。

ですから、今年のお正月休みも日本中のあちこちに自慢の顔写真を投稿している方々が大勢いらっしゃると思います。

しかし、今回ご紹介したように、安易に自宅や勤務地付近での顔写真を投稿すると、投稿者本人のみならず他の人たちも含めて、その気になれば瞳に移る景色を手掛かりにその場所を特定出来てしまうのです。

ですから、こうしたリスク対応策として、安易に投稿するのは控えざるを得ない状況なのです。

しかし、もし瞳に映る景色を自動的にはっきり見えないように修正出来るようなアプリが開発されればこうしたリスクは解消されます。

 

ちなみに、瞳以外にもSNSに投稿された写真の指から指紋が特定されてしまうというリスクもあります。

もし、指紋を特定されてしまうと、指紋認証の使用が危うくなってしまいます。

 

このように、今やテクノロジーの進歩は暮らしを楽しくしてくれる一方で、不法行為を誘発させてしまうリスクもはらんでいるので、注意が必要なのです。


 
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