7月12日(金)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で米運用会社トップの語る次の成長分野について取り上げていたのでご紹介します。
好調なアメリカ市場ですが、次の成長分野についてアメリカの運用会社、アーク インベストメント マネジメントのキャサリーン
ウッドCEOは次のようにおっしゃっています。
「アメリカの株式市場の行方をとても楽観視していて、これからも上昇は続くでしょう。」
割高感もささやかれるアメリカ株ですが、これからもまだまだ上がるといいます。
来年に大統領選を控えるトランプ大統領が国内産業向けの景気対策を打ち出すことが予想され、それが更なる追い風になると見ています。
中でも注目していることについて、ウッドさんは次のようにおっしゃっています。
「イノベーションは未来のためにあります。」
「ただ残念なことに上場市場ではイノベーションの分野が過小評価されていて十分な投資がされていません。」
イノベーションによって成長すると見るのが次の5分野です。
・DNA
・AI
・ロボット
・電池(バッテリー)
・ブロックチェーン
こうした分野が世界を大きく変え、これからの株式市場をけん引するといいます。
しかし、ハイテク分野を中心にアメリカは中国と対立しており、イノベーションに影響はないのでしょうか。
ウッドさんは次のようにおっしゃっています。
「米中の対立を乗り越えて、イノベーションを生む企業は、より安く、早く、生産的にと、より多くの選択肢やビジネスの機会を生み出すでしょう。」
「彼らは困難な環境でも成長を続けることが出来ます。」
また、解説キャスターで日本経済新聞 編集委員の滝田 洋一さんは次のようにおっしゃっています。
「アメリカの株については金融緩和頼みじゃないかとかいろいろな指摘があるんですけども、あえて彼女(ウッドさん)の今日のコメントを要約しますとこれになるんじゃないかと思いますね。」
「“破壊的イノベーション”というのがキーワードになると思うんです。」
「破壊的というのは、既存の社会や産業のあり方を一変させてしまうようなイノベーションだと思います。」
「そうすると、負け組の企業は追い出されちゃいますから、まさに勝ち組のイノベーション優位(?)とする。」
「アークというのはノアの箱舟の箱舟という意味ですから勝ち組に乗るというネーミングだと思うんですね。」
「で、アナリストがいっぱいいるんですけども、面白いことにAIの企業とかバイオの企業で長く勤めていた人がここ(アーク
インベストメント マネジメント)のアナリストになっているんです。」
「彼、ないし彼女らが車座になっているところの真ん中にウッドさんが座っていろんな戦略を練っているんですね。」
「ということで、金融の世界とイノベーションが一つになっているという点で、アメリカはやっぱり強いなと思いました。」
以上、番組の内容をご紹介してきました。
ウッドさんのおっしゃる、イノベーションによって成長すると見る5分野はなるほどと思います。
この分野は、まだまだ“破壊的イノベーション”が登場してくる可能性を秘めていると思います。
しかし、私はあえてもう1つ、イノベーションによって成長する分野の候補を加えたいと思います。
それは再生可能エネルギーです。
既存の再生可能エネルギーの代表格である太陽光や風力は、設置場所に制約があるので、どこでも設置出来ると言うわけにはいきません。
また、このどちらも大型台風などによる強風に対して飛ばされてしまうという弱点があります。
しかも、これまで何度となくお伝えして来たアイデアよもやま話 No.2025 私のイメージする究極の発電装置とは・・・の要件を満たす再生可能エネルギー発電は、地球温暖化問題や世界的な経済の活性化にも大いに貢献出来ます。
実現すれば、まさに最大中の“破壊的イノベーション”と言えます。
この要件を全て満たすわけではありませんが、アイデアよもやま話
No.3949 画期的な透明で曲がる太陽電池!やアイデアよもやま話 No.4483 透明な太陽光発電!の太陽光発電は成長分野で活躍が出来る6番目のの候補の具体例として上げられると思います。