2019年09月17日
アイデアよもやま話 No.4436 画期的なキッズ用シートベルト!

5月10日(金)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)、および5月27日(月)放送の「おはよう日本」(NHK総合テレビ)で画期的なキッズ用シートベルトについて取り上げていたので併せてご紹介します。

 

子どもを事故の衝撃から守る画期的な安全ベルト、その取り付け方は通常のシートベルトを着用し、片側をその下側に付けて、もう一方は子どもの顔や首にシートベルトが当たらない位置に付けます。

これで完成です。

シートベルトのお腹周りの部分と肩掛け部分に通すかたちで装着します。

 

チャイルドシートを取り付けるのと、この安全ベルトを付けるのを比べてみると、半分以下の時間で付けることが出来ました。

 

更にチャイルドシートは後部座席が2席分でいっぱいになってしまいますが、このベルトだと子ども3人が乗っても問題ありません。

 

このベルト(商品名は「スマートキッズベルト」)を開発したメテオAPAC株式会社の増木 浩幸社長は次のようにおっしゃっています。

「チャイルドシートというかたちではでなくて、ベルトの形状で安全がしっかり担保された、日本で初めての商品になります。」

 

「(どのようなシーンで活躍出来るかという問いに対して、)例えば最近はやりのカーシェアリングでも、その場で付ければ安全に子どもと一緒にクルマを運転することが出来る。」

 

「スマートキッズベルト」は日本の道路交通法第71条の3 第3項の適合商品で、対象は3〜12歳で、体重15〜36kgの子どもに使うことが出来ます。

また安全基準が厳しいヨーロッパの衝撃テストにも合格しているのです。

価格は5378円で、年間5万本の販売を目指します。

なお、「スマートキッズベルト」は元々補助ベルトなのですが、チャイルドシートの代わりになるのです。

 

以上、番組の内容をご紹介してきました。

 

確かに従来のチャイルドシートは、取り付けるのに手間がかかり、子ども2人分で3席を占めてしまいます。

しかも価格も1万円以上するものも多いです。

ところが、今回ご紹介した「スマートキッズベルト」は、取り付けが簡単で、子ども2人分で2席しか占めません。

そして、安全上も問題ないといいます。

また、コンパクトな作りなので、いつ子どもを乗せてもいいように、クルマのトランクにしまっておくことが出来ます。

しかも価格も5千円台と一般的なチャイルドシートに比べて格安です。

 

ですから、たまに子どもを乗せる機会のあるクルマ、あるいはこれから本格的なカーシェアリング時代を迎えるにあたって、「スマートキッズベルト」はクルマの常備品として欠かせない存在になると期待出来ます。


 
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