2019年09月15日
No.4434 ちょっと一休み その686 『心に響くリーダーの言葉!』

5月15日(水)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で心に響くリーダーの言葉について取り上げていたのでご紹介します。 

 

最近、国会議員の失言が相次いでいる中、自民党は「『失言』や『誤解』を防ぐには」と題した議員向けマニュアルを配布しました。(詳細はこちらを参照)

これに関連して、番組コメンテーターで早稲田大学ビジネススクールの入山 章栄教授は次のようにおっしゃっています。

「(こうした内容は、)政治家だけでなく経営者にもすごく必要なことだと思うんですね。」

「特に最近はネット社会ですので、経営者の発言は非常に今注目されていますし、透明化が進んで顔が見えやすくなっていますので、そういった失言をしないというのとは当然必要ですし、更に言えばいかに魅力的に周囲に納得してもらうような話が出来るかが重要だと思いますね。」

「実際に、経営者の中にはそういった話し方の講師をつける人もいるんですよ。」

 

「特に経営学で言われている“人の心に響くリーダーの言葉”がありまして、簡単にいうと“イメージ型の言葉”というんですが、比喩やたとえ話を使ってイメージ、情景が湧くような言葉を使うと良いと言われているんですね。」

「例えば「頑張れ」と言うよりも「汗をかけ」、「協力する」と言うよりも「手を取り合う」、「元にある」と言うよりも「根っこにある」っていうふうに情景が浮かぶ方が実はいろいろな説得力が増しやすいというような研究があるんですね。」

 

以上、番組の内容の一部をご紹介してきました。

 

確かにリーダーの言葉に限らず、決まりきった表現での挨拶など人前でのスピーチでは聞き手の心に響いてきません。

従って、記憶にも残りません。

しかし、具体的な内容であればあるほど、臨場感が聞き手に伝わり、印象付けられます。

 

ということで、特に人前で話す際に、自分の伝えたいことが聞き手にしっかりと伝わるようにするためには、聞き手の心に残るように具体的に情景が湧くような言葉を使って話すように心がけることが求められます。


 
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