2019年09月06日
アイデアよもやま話 No.4427 微生物による“田んぼ発電”!

これまでアイデアよもやま話 No.3436 微生物で発電 その1 微生物燃料電池とは!などで発電する微生物についてお伝えしました。

そうした中、4月28日(日)放送の「未来の起源」(TBSテレビ)で微生物による“田んぼ発電”について取り上げていたのでご紹介します。

 

東京薬科大学大学院 生命科学研究科で環境に優しい発電を目指し、研究を行っている松元 陽歩さん(22歳)の研究に欠かせないのが発電する微生物です。

松元さんは、より効率的に発電させる微生物の遺伝子を発見、この遺伝子に刺激を与えることで約1.5倍の発電をすることに成功しました。

 

更に進めている研究について、秋元さんは次のようにおっしゃっています。

「(発電菌は)土壌にいる(生息している)というところに着目して、“田んぼ発電”を毎年行っています。」

 

土壌中に生息する微生物を利用した“田んぼ発電”実験を行い、更に効率よく発電する研究を進めています。

将来的にはお米を作りながら、環境に優しいエネルギーが作れると考えています。

 

研究の原動力について、秋元さんは次のようにおっしゃっています。

「多くの人々に役立つ技術開発のために基盤となる知的財産を得ることが私の原動力となっています。」

 

以上、番組の内容をご紹介してきました。

 

今回ご紹介した“田んぼ発電”のように、日々の暮らしの中に組み込まれた発電は環境に優しい究極の発電の一つのかたちと言えます。

課題はその発電量とコストですが、実用に耐えられるような“田んぼ発電”が実用化され、国内外に普及すれば、間違いなく再生可能エネルギーによる発電として電力供給、CO2排出量の削減、その結果として地球温暖化対策の一環として貢献出来ます。

ですから、より効率のいい“田んぼ発電”の研究を更に進めて、是非実用化を目指していただきたいと思います。


 
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