2019年08月17日
プロジェクト管理と日常生活 No.602 『戦争が勃発すれば、原発は相手国の最大の破壊兵器に早変わり!』

原発の事故リスク対応策については、アイデアよもやま話 No.4378 福島第一原発事故の対応に最大81兆円!?でいかに高くつくかをお伝えしました。

また以前にもお伝えしたように、万一本格的な戦争になって原発施設が攻撃に遭った場合、原子力施設は相手国の最大の破壊兵器と化します。

その被害ですが、福島にある原発施設が破壊されただけでも、首都圏全体は人が住めなくなってしまうと言われています。

ですから現行の国内の原発施設が全て攻撃されるようなことがあれば、日本という国自体が消滅の危機にさらされるのです。

ですから原発施設はまさに国家安全保障の最大のリスクと言えるのです。

こうした状況は他の原発施設のある国や核保有国においても同様です。

 

ということで、国家の安全保障、のみならず人類の存続を考えると、原発施設、および核兵器は最大のリスクと言えるのです。

他にも人類共通の大きなリスクがあります。

それは、地球温暖化、および地球環境の破壊です。

こうしたリスクの究極の対応策は再生可能エネルギーにあると考えます。

なぜならば、“脱原発”、CO2排出量の削減、および地球環境への負荷の軽減という全ての解決につながるからです。

そして、“脱原発”の延長線上で“核の廃絶”につなげることが出来る可能性が高まるからです。

 

ということで、平和憲法を掲げる日本は出来るだけ早く再生可能エネルギーによる持続可能な社会を実現させ、その技術を世界展開させ、“核の廃絶”を世界に向けて訴えるという国家戦略を掲げるべきだと思うのです。

 

どの国の人たちもその多くは平和で豊かな社会を望んでいるはずです。

ですから、こうした国家戦略は世界の多くの人たちの共感を得ることが出来ます。

なので、例えどんな指導者が各国に現れようと、世界中の多くの人たちを味方に出来れば、そのパワーにより指導者の暴走を食い止めることは出来るのです。

なぜならば、どんな指導者と言えども自国の国民の民意を全く無視することは出来ないからです。

 

今年も広島、長崎の原爆記念日を8月6日、そして9日に迎えました。

そして、毎年この時期になると、当時の原爆被害者の方々の声がマスコミを通じて発信されます。

また広島平和記念資料館や長崎原爆資料館には被爆当時のいろいろな資料が展示されています。

私も以前広島平和記念資料館に行ったことがありますが、原爆の恐ろしさをまざまざと実感しました。

ですから、原爆被害者の方々の生の声をSNSなどを通して世界中に発信して、より多くの人たちに核兵器の恐ろしさを知っていただきたいと思います。

同時にアイデアよもやま話 No.3418 世界の指導者への提言 その1 被爆地、ヒロシマの訪問!でもお伝えしたように、世界の指導者に広島平和記念資料館や長崎原爆資料館に訪問していただき、自分の目で直接原爆の被害の大きさについて実感していただき、核兵器廃絶へと意識転換していただきたいと思います。


 
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