EV(電気自動車)によるレースについてはNo.1818 ちょっと一休み その276 『EVによるF1レースが2013年初開催!?』やアイデアよもやま話 No.2884 世界最速のEVを決めるレース、フォーミュラEが初開催!でお伝えしてきました。
そうした中、7月18日(木)付けネットニュース(こちらを参照)で空中でのF1レースについて取り上げていたのでご紹介します。
「F1レースを空中で展開するとしたら、それこそが世界初のレース用マルチコプター「エアスピーダー」の目標だ。」
「これはF1とドローンレースを掛け合わせた、マルチコプターレースだ」とエアスピーダー創業者のマット・ピアソンCEOは話す。
現在は4分の3サイズの遠隔操作版でテストを行っていますが、オーストラリアの開発会社は実際の有人版を使った実験を、年内にも行いたいとしていいます。
会社側は実験を行う場所について具体的に明かしていませんが、中東や米国が候補地に上がっているといいます。
エアスピーダーは最大重量100kgまで乗せることが出来、地表からおよそ6mの高さを、最高時速およそ200kmで飛行可能になるといいます。
「(しかし機体同士が接触すれば、大惨事になるのではという指摘に対して、)我々にとって重要なことは、それを起こさないようにすることだ」とピアソン氏。
「レースでの接触をシミュレーションして、衝突しそうになるとソフトウェアが守ってくれる仕組みになっている。」
航続可能時間は15分ですが、F1がピットインするようにバッテリー交換してレース続行も可能です。
以上、ネット記事の内容をご紹介してきました。
従来のF1レースは自動車関連技術の進歩に大きく貢献してきました。
そして、冒頭でもお伝えしたように、EVのF1レース、あるいはフォーミュラEは既に始まっており、今後のEV関連技術に大きく貢献すると期待出来ます。
そして更に、今回ご紹介したように空のF1レース開催の準備が進められているというのです。
空のF1レースの動力源はバッテリーですから、陸と空でのF1レースを通して、バッテリー、および充電関連技術が磨かれ、“陸上のEV”、および“空飛ぶEV”双方の関連技術の進歩が加速すると大いに期待出来ます。
その結果として、いよいよ道路がなくても従来に比べてはるかに短時間で移動出来る“空飛ぶクルマ”の時代を迎えることになるのです。