間もなく今年もお盆の時期を迎えます。
お盆は、多くの人たちがそれぞれに先祖に対して思い起こす機会となります。
しかし、一般的には先祖と言っても実感の湧くのはせいぜい自分のお祖父さん、お婆さんの前の代、すなわち曽祖父、曾祖母までです。
それ以前の先祖については写真もほとんどないし、イメージが湧きません。
しかし、自分はいかにして今現在存在しているのかを遡っていけば、国内外を問わず全ての人たち(人間)との係わりが出てきます。
その根源は最初の人類であるたった一人の男性と1人の女性にまで遡ってしまうからです。
ですから、一般的に言う“親戚”という狭い概念を抜きにすれば、世界中の人たちは皆先祖が一緒、同じなのです。
肌の色や風習、文化、あるいは宗教などが違ったりしていてもです。
このように先祖に対する考え方を拡大解釈する人たちが多くなれば、所詮“人類皆兄弟”でお互いに尊重し合い、争うことなく助け合い、平和な時代になると思うのです。