2月21日(木)放送の「あさチャン!」(TBSテレビ)で魚を眠らせたまま長時間運搬出来る”魔法の水”について取り上げていたので、関連するネット記事と併せてご紹介します。
一般的に、魚を生きたまま運ぶには「活魚車」という車に海水と魚を入れる方法がありますが、積載量の8割が海水となり、魚は約1割がストレスで死んでしまいます。
そうした中、実際に日建リース工業株式会社が新開発した水の中にマダイを入れると、約5分で熟睡してしまいます。
その後、普通の海水に戻すと再び泳ぎ始めます。
コンテナの水の中には高濃度のCO2が溶かし込まれており、濃度の微妙な調整で殆どの魚が10分以内に眠るといいます。
この技術を使えば、24時間は生きたまま運搬が可能になります。
以上、番組、および関連するネット記事を併せてご紹介してきました。
この技術を活用した「魚活ボックス」(動画はこちらを参照)はレンタルなので季節限定でも使用出来ます。
動画を見ると「魚活ボックス」には様々なメリットがあることが分かります。
ですから、この技術を発展させて生きたまま運搬出来る時間を更に延ばせるようになれば、海外への輸出も容易になると期待出来ます。
なお、以前アイデアよもやま話 No.945 “魔法の水”で魚が急成長!で魚を急成長させる”魔法の水”についてご紹介しましたが、今回ご紹介した”魔法の水”とを組み合わせて活用することにより水産業の新たな発展につながると期待出来ます。