食品ロスについては、これまで何度となくお伝えしてきました。
そうした中、2月12日(火)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で電子タグによる食品ロスの削減について取り上げていたのでご紹介します。
経済産業省は2月12日、食品ロスを減らすため、賞味期限や消費期限を電子タグで一括管理する実証実験を都内のドラッグストアなどで始めました。
消費期限などが迫ると、消費者に購入を促すため、値引きやポイント還元などについてスマホに通知する仕組みです。
また、電子タグを通じて在庫情報などを共有出来、効率的な商品管理につながるとしています。
経済産業省 消費・流通政策課の加藤 彰二係長は次のようにおっしゃっています。
「新しい技術を使うことによって、少しでも期限が短いものから消費される仕組みが作れたらいいなと考えています。」
以上、番組の内容をご紹介してきました。
夕方、スーパーなどに買い物に行くと、“半額”や“30%引き”などの紙が貼られた食品を目にします。
そうした場合、その安さから購入することがよくあります。
こうした行為は食品ロスにもつながるのでとてもいいと思います。
ただ、どの商品が割引き対象なのかは、実際にその商品の置いてある棚に行ってみないと分かりません。
そこで、今回ご紹介したように値引きやポイント還元などについてスマホに通知する仕組みが出来れば便利になります。
しかし、まだまだ特に高齢者の中にはスマホを持っていない方も少なからずおります。
ですから、お店の入り口近くなどにスクリーンを用意して割引情報を表示する必要があると思います。
あるいは、こうしたスクリーンが用意されていれば、スマホへの通知は必要ないかもしれません。
ここで思い出されるのはデジタルサイネージです。(参照:アイデアよもやま話 No.1468 デジタルサイネージは広告革命!?)
これを活用すれば、単に割引情報だけでなく、お勧めの商品などの宣伝も出来ます。
さて、店員が賞味期限や消費期限が近づいている一つひとつの食品に割引き対象を表す紙を貼っている光景をよく目にします。
こうした光景を目にする都度、以前からこうした作業は何とならないかと思っていました。
ですから、電子タグによる商品のIoT化、およびカメラやセンサーとの組み合わせでこうした店員の作業を無くせれば、在庫管理など効率的な商品管理と併せてお店全体の生産性向上に大きく貢献出来ると思います。