5月19日(日)、千葉県の勝浦市芸術文化交流センター(キュステ)で全国初のテリーサウンドフェスティバルが青少年健全育成音楽振興実行委員会により第11回ミュージックフェスタとして開催されました。
ちなみにテリーとは寺内タケシさんのことです。
寺内タケシさんは、ご存知の方も多いと思いますが、1962年に「寺内タケシとブルージーンズ」を結成し、「エレキの神様」、あるいは「テリー」の愛称でも親しまれている日本の代表的なギタリストです。
さて、このイベントについては、1ヵ月近く前から私の実家のある勝浦市内の村の掲示板でも案内が出ていました。
私はほぼ毎週家庭の事情により実家に帰省しており、この日は実家におりましたので、久しぶりに昔のエレキサウンドを聴けると楽しみにしてこのイベントに出かけました。
イベントは12時〜16時までの4時間と長く、関東圏を中心に全国から4つのアマチュアのコピーバンドが集まり、それぞれ1時間近くを演奏していました。
「寺内タケシとブルージーンズ」のコピーバンドということで、それぞれのバンドメンバーの平均年齢は50代くらいではないかと感じました。
なお、入場者数はせいぜい200人程度でしたが、こうした贅沢とも言えるようなイベントでしたので、もっと多くのエレキファンの人たちに聴いて欲しかったと思います。
私も今年69歳になりましたが、いまだにマチュアロックバンドでギターを担当しており、毎月1回のペースでバンド練習を続けています。
しかし、自分でもそれほど上手くはないと自覚しております。
勿論、エレキギターを始めたきっかけは1960年代のエレキブームです。
その私からみて、4つのバンドの演奏レベルはそれぞれとても高く、演奏に魅了され、4時間はあっという間に過ぎたという感じでした。
また、久しぶりに当時のエレキサウンドに生で浸ることが出来ました。
そして、それぞれのバンドメンバーがいかに寺内タケシさんのサウンドを愛しているか、そして敬意を持っておられるのかをひしひしと感じました。
音楽だけではありませんが、音楽には人を感動させる力があります。
そして、寺内タケシさんは1500校を超えようとしている「ハイスクールコンサート」をこれまで続けてこられましたが、現在は体調不良といいます。
ですから、今回演奏されたようなアマチュアバンドの皆さんがこうした寺内タケシさんの意思を継がれて「ハイスクールコンサート」のような取り組みをされたらいいのではないかと思いました。
なお、このブログを書くにあたり、Wikipediaで寺内タケシさんについて検索したところ、これまでの活動にビックリしました。
1966年、日本公演中のベンチャーズのドン・ウイルソンが、息子の落馬死亡事故で帰国したため、寺内タケシさんが代役でリズム・ギターを務めたといいます。
またこの頃、アメリカの音楽雑誌「ミュージック・ブレーカー」で、チェット・アトキンス、レス・ポールと並んで「世界三大ギタリスト」に選ばれたことがあることを知りました。
ですから、寺内タケシさんは、まさに世界的なギタリストなのです。
なお、Wikipediaにはこの他にも寺内タケシさんに関する沢山の逸話が書かれていますので、是非目を通してみて下さい。
NHK総合テレビの朝ドラの題材としてもとても面白い内容になると思います。
ですから、もしNHK総合テレビの関係者がこのブログをご覧になっていたら、是非検討していただきたいと思います。