2019年06月09日
No.4350 ちょっと一休み その672 『日本の経営者に足らない先進技術を活用した構想力』

No.4326 ちょっと一休み その697 『日本企業の凋落原因、および再興要因』で日本企業の問題点や課題についてお伝えしましたが、今回は何が根本的な課題なのかについて私の思うところをお伝えします。

 

GAFAと呼ばれるアメリカを代表するIT企業、 グーグル(Google)、アップル(Apple)、フェースブック( Facebook)、アマゾン(Amazon)の4社、あるいは中国のアリババ、そして日本のソフトバンクなどのベンチャー企業は従来の企業に比べて圧倒的に短期間で成長を遂げています。

しかも、その収益力は既存の大企業を上回るほどの勢いです。

 

その共通点を以下にまとめてみました。

・創業者が若い世代のベンチャー企業であること

・非常に速いスピードで事業展開していること

・インターネットなどのITを最大限に生かした商品づくり、あるいはサービスを提供していること

 

しかもITにおいては、AIやロボット、IoTなどはまだまだ発展途上で今後ともどんどん進化していくと見込まれます。

 

これまでの歴史を振り返ってみても、ビジネス界のみならず、政界など他の分野においても、比較的若い世代が新しい時代を切り開いてきています。

また、一般的に新しいテクノロジーをいち早く理解出来るのは若い世代の特権です。

更に、こうしたテクノロジーの本質を理解してこそ、そのテクノロジーを最大限に生かした構想を練ることが出来るのです。

 

ということで、これからの日本を背負うことになる若い世代の中で、ベンチャー精神旺盛な若者たちが思う存分に活動し易い環境を国や地方自治体が整備し、同時にこうしたベンチャー企業に投資する投資家や投資機関とベンチャー企業との出会いの場が出来るだけ増えるような仕組み作りが今後の日本経済の活性化のカギになると思います。


 
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